がんの早期発見に威力を発揮【PET検査】

秘密厳守の郵送血液検査

癌掲示板..>母 肺腺がん ガン性髄膜炎

1 名前: iwanaka 投稿日:2012/03/03(土) 11:27
62歳の母が、肺腺がんを原発としたガン性髄膜炎と診断されています。肺も脳も生検出来ませんが髄液からレベル4の癌細胞が見つかっており、位置的にも手術摘出が難しく、放射線治療をする体力もないと言われています。本人はほぼ意識はなく、時たま目を少しあける程度の状態で寝たきりです。
主治医からは、残された方法は一つで、分子標的薬のタルセバのみということです。今飲み始めて(鼻から投与)1週間ちょっとが経ちますが、本人に未だ変化はありません。
あと数日でこれが効かないと判断された場合=もう方法がないと言われている状況の中で、もしタルセバが効かなかった時の為に、何か他に方法がないか、皆様のアドバイスや知見などを頂けると大変ありがたく思います。
元気な母の姿を、もう一度見たいです。よろしくお願いします。

2 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/03(土) 12:16
>>1
残念ですが厳しいです。タルセバが効かなくてもイレッサが効く方がたまにいらっしゃい
ますが、2つの薬の標的は同じですので、そういうことは滅多にありません。お母さんの
ように強い症状が出てきてしまっている癌性髄膜炎をコントロールすることはかなり難しい
のです。

3 名前: iwanaka 投稿日:2012/03/03(土) 13:13
肺がん外科医さん、お忙しい中ご連絡本当に有難うございます。

イレッサは日本では遺伝子変異がないと使えないが、タルセバは変異に関わらず使用可能と聞いています。
母の場合は遺伝子変異の検査をしていないので、タルセバ服用しています。
・滅多にないという可能性でも繋ぎたいと思っています。タルセバを服用していますが、平行して遺伝子変異の検査をし、イレッサが服用できるかの準備をしたいと思う面もありますがいかがですか?
・つい最近、ザーコリという薬が認証されると聞いています。服用について何かアドバイス頂けるとありがたいです。

4 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/03(土) 21:23
>>3
遺伝子変異がないとイレッサを使えないということはありません。変異がないと
効く率がかなり低いというだけです。ただ、遺伝子変異の検査がなされていないと
保険は通りません。保険の審査では変異検査の結果をチェックしませんので、
検査さえしてあれば保険は通ってしまいます。ですから、イレッサを試みたければ、
採取されている癌細胞について遺伝子検査をしてもらえばよいでしょう。

ザーコリはEML4-ALK遺伝子変異に対する薬ですが、この変異とEGFR変異は
普通は共存しないとされていますので、お母さんの肺がんにタルセバがあまり
効いていなくてEGFR変異がなさそうという現状では、こちらの変異があって
ザーコリが効く可能性があるといえます。29日に承認されたということですので、
近く薬価収載されて使えるようになると思います。ただ、薬価収載というお役所
仕事はどうも5月になりそうな… 製造元のファイザーに聞かれるともう少し
見通しが判るかもしれません。





5 名前: iwanaka 投稿日:2012/03/03(土) 22:59
肺がん外科医さん、ご返信有難うございます。お忙しいところ、感謝申し上げます。
①ザーコリについては、鋭意調べてみたいと思います。
 薬価収載されないと保険適用ではない=病院・医師は使えないという理解をしています。
 難しいことは承知の上での質問になりますが、薬価収載される前に何とか使用できる
 方法は全くありませんでしょうか?
②上記と似た質問になりますが、イレッサについても、遺伝子変異検査をしていない=保険適用ではない=病院は薬投与できないと理解しています。
 今の主治医からは、保険適用でないものを投与して、それが原因と思われて亡くなるようなことがあると問題なので、とおっしゃっていました。
 具体的に、病院側としては保険が適用でないものを投与すると何が問題なのでしょうか?(単純に法律がある?)
 それはザーコリも同様でしょうか?(遺伝子変異を調べないと保険適用でない?)
③髄液検査をして癌細胞が見つかったのですが、その際に遺伝子変異までは調べておらず、検体はもう無いとのことのようです。
 こちらとしては何故調べていないの?という疑問がありますが、過去を振り返っても仕方ないのでやめています。
 主治医からは、母は今体力もなく、今から髄液を採取するのも負担が大きく、「タルセバが効かなければイレッサも効かない」とほぼ言い切られています。
 家族として、平行して遺伝子変異を調べてもらい、タルセバが効かなかった時にイレッサも投与できる備えをしておくよう希望(要請)すべきか迷っています。
 もちろん、希望したからといって主治医が行ってくれるかは分かりませんが。
④タルセバが効かない=イレッサが効くことはほぼないということについては、どのように思われますか?
⑤遺伝子変異を調べると、同時にALKとEGFRの両方の変異が分かるのでしょうか?それとも違う調べ方(検査方法)によって分かるのでしょうか?

6 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/04(日) 20:43
>>5
① 規制当局に承認される前に開発社がcompassionate useという名目で
新薬を患者さんに提供することはあります。するか否かは会社の方針や
世論の動向によります。まずはファイザーに問い合わされることでしょうか。

② 保険適応でない薬の使い方をした場合、その薬の副作用で患者さんが
亡くなったりして訴訟になると、適応外の使い方をした責任を医療側が取ら
される可能性があるからです。そういう責任を問わないという念書を患者側が
出すという方法もあるかもしれませんが、あとで患者側が副作用などに
ついての説明が不十分だったとか言い出しかねないということも危惧され
ます(実際、それらしい事態も報道されています)。

ザーコリも、おそらく遺伝子変異を調べていることが適応条件となるでしょう
から、事情は大差ないと思います。

③ 髄液検査でclass 4という診断は、おそらく癌細胞の数がかなり少なかった
のでしょう。そういう少数の細胞では遺伝子変異を調べるのは難しいことが
多いのです。検査を要請なさってもいいのですが、相応の量の癌細胞が
取れるように癌の組織を採取する負担をご家族、担当医がどう捉えるかに
よりますね。

④ その通りです。タルセバが効かずイレッサが効くということはありえますが、
めったにあることではありません。

⑤ 検査の仕方は一緒ですが、遺伝子の中で調べる場所が違っています。

7 名前: iwanaka 投稿日:2012/03/04(日) 23:16
肺がん外科医さん、お忙しい中、色々な方へご返信されていらっしゃるのを拝見しております。本当に有難うございます。
ファイザーへの質問及び主治医との相談をしてみます。
少し角度が変わって恐縮ですが、下記ご確認頂けると大変有難いです。
①母の状態(意識がほとんどない、肺腺がんを原発としたガン性髄膜炎)に対しても、効果が少しでもあると思われる代替医療や免疫医療はありますでしょうか?
 下記、それぞれに対して知見等ありましたらご教示頂けるとありがたいです。
 ・ANK療法
 ・樹状細胞ワクチン療法
 ・両分子フコイダン
 ・温熱療法
 ・高濃度ビタミンC療法
 ・サプリメント療法
 ・ソアラ療法
②その他、母の状況でもトライできる療法はありますでしょうか?
③IMRT(強度変調放射線)は可能で、少しでも効果が見込めますでしょうか?
④PDTレーザーは母に適用可能で、少しでも効果がありそうでしょうか?
⑤脳から直接脳質?に抗がん剤を投与する方法は、リスクも含め母の状態でどのように思われますか?
つかみどころのない質問ばかりで恐縮ですが、何卒よろしくお願いします。

8 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/05(月) 14:27
>>7
① そういう方法があれば病院でもやるでしょうね。現実的には初めの2つの免疫による方法は、
相応に癌が増えてしまったお母さんの状況ではほぼ期待できません。

フコイダンは科学的に評価できる報告はなく、宣伝されていることはかなり嘘と考えられます。

温熱療法、ソアラ療法は髄膜炎の及んでいる範囲を39度とかかなり高温にすることになりますが、
これは相当な負担を体に与えます。検索で引っかかるソアラ療法のサイトには「全身の体温を
39度以上に高める」治療でありながら、「特に問題のある副作用は現在のところ報告されて
いません」などと記載されてますが、医者的にはこれだけでアウトです。全身が39度以上に
なった状態は、要するに熱射病なので、去年はそれで何人も亡くなりましたね? 民間療法に
走りたい気持ちは分かりますが、その内実をきちんと読み取る必要があります。

高濃度ビタミンCは多少論文もあるようですが、きちんと効いたと確認できる報告はないと思います。

サプリメントもいろいろありますが、基本的には効果があると言えるようなものは病院で使うはず、
とお考えになってよいでしょう。

②~ IMRTもPDTもお母さんの状況でやろうと言う医者はほぼいないと思います。抗がん剤の直接
投与は髄膜腔内投与と言いますが、あまり効果は見込めません。

9 名前: iwanaka 投稿日:2012/03/05(月) 20:28
肺がん外科医さん、ご連絡誠に有難うございます。たびたびすみません。
・代替医療は、母の状態ではやはり何れにしても難しいですよね。
 病院では認定された西洋医学による治療しか基本的にはできないので、民間療法は自分たちで探してやるしかない、というイメージを持っていました。
 病院でも必要に応じて積極的に取り入れてくれるものなんでしょうか?
・本日、ファイザーに直接電話して色々とお聞きしましたが、やはり使用可能な時期は全く分からないという予想通りの回答でした。
遺伝子変異の検査をしないと保険適用にならないでしょうとのことでした。
compassionate useについてはきちんと聞けなかったので、明日また確認します。
*検査するには相応の量の癌細胞が取れるように癌の組織を採取採取する必要があるとお聞きしました。
検査方法には色々あると思いますが、基本的には髄液を採取するということになるのでしょうか?
髄液を採取=腰あたりから針をズドンと注すというイメージですが、それは体力的なリスクがそんなにあるものなのでしょうか?
私が一番気になるのは、母の体力的に(意識がほとんどなく2か月ほど点滴状態)、採取すること自体がリスクだと思っていて、採取自体に踏み込むかを主治医に希望するかどうかを非常に迷っています。
もちろん主治医に相談はしますが、何か一般的な見解等頂けると嬉しいです。

10 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/05(月) 22:00
>>9
何か誤解されてるようですが、必要がある、すなわち効果と有害事象の
バランスから患者さんの役に立つと考えられることを病院は行うので、
民間療法がそう呼ばれるのは必要がない、すなわちそれが患者さんの
役に立たないと考えられているからですよ。

癌性髄膜炎のときに髄液から採れる細胞はそう多くないことが多く、
症状などからいかにも癌性髄膜炎と考えられるときでも、癌細胞が採れ
ないことすら珍しくありません。お母さんのような状態の方から遺伝子の
検査のためにしっかりとした量をとろうとなると、けっこう厄介です。転移
のあるリンパ節が体の表面近くにあれば、局所麻酔でそのリンパ節を
取ることが可能でしょうが、そのあたりは主治医に相談してください。
そして、そういうことをやるかどうかはお母さんの状態とご家族の考えに
よって大きく異なるので、一般的な見解というのは存在しません。

11 名前: iwanaka 投稿日:2012/03/11(日) 14:15
肺がん外科医さん、ご連絡有難うございました。
ご連絡頂いた内容は主治医とも相談しました。
現状、タルセバが少々効いているようなので、状況を見ながら遺伝子検査をするかどうか、見ていくことになりました。
本当に色々とご連絡有難うございます。
・2点お聞きしたいことがありまして、タルセバは、EGFR遺伝子変異がない場合はほとんど効かない=可能性はかなり低いが効く可能背がゼロではないとお聞きしています。
  遺伝子変異がないのに効く可能性がある理由は何なのでしょうか?
・EGFRとALK遺伝子の変異が共存しないというのは医学的にかなり確かなのでしょうか?
 そう考えられてる医学的な根拠は何かあるのでしょうか?

12 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/12(月) 00:44
>>11
タルセバがEGFR遺伝子変異がない肺がんでも効くことがある理由は
要するところ判っておりません。

EGFRとALK遺伝子の変異が共存することが稀なのは、それぞれの
変異がそれがあるだけで充分に細胞を癌化させうるから、他の遺伝子
変異がなくても十分癌細胞としての性質を獲得して増えてしまうから、
と理解されています。

13 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2012/03/12(月) 12:10
>>12

横から失礼します。

>それぞれの変異がそれがあるだけで充分に細胞を癌化させうるから、

EGFRやALKといった変異は生まれながら遺伝的に備わっているものなのでしょうか?
それとも、後天的にある時期変異が生じて、ほどなくがん化してしまうのでしょうか?
また、どちらのケースであれ、がんの早期発見に利用できないものでしょうか?


14 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/12(月) 22:46
>>13
EGFR、ALKそのものは変異ではありません。EGFRの遺伝子にある種の変異が
後天的に起きて細胞の癌化が始まります。ALKの場合は、染色体の中で元々は
別々の部位にあったEML4とALKの遺伝子という名前が後天的に移動して
くっついてしまいEML4-ALKという組み合わせになったときに癌化が始まります。
これらの変異が先天的に存在するとどういうことになるか、検討されているか
否かも含めて知りませんが、たぶん生まれてこれないんじゃないでしょうか。

がんの固まりは元々1個の癌細胞から始まると言われていますが、ごく少数の
癌細胞の遺伝子変異を検出することは困難で、現在の技術では早期発見には
使えないだろうと思います。

15 名前: 13 投稿日:2012/03/13(火) 11:09
>>14

お教え下さりありがとうございます。
かなり誤解しておりました。
ヒト個体において遺伝子は同一だと思っていたので、変異というのも元々体質的なものかと思っていました。
しかし、何らかの理由で特定の細胞が後天的に変異を起こすということなら、つまり、がん化プロセスの初期段階と見てもよいということですね?
ならば、残念ながら、その段階での早期発見もほぼ不可能ですね。


16 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/13(火) 23:01
>>15
遺伝子は初めの受精卵の中の1セットが細胞分裂とともにコピーされていく
ので、個体の中の細胞では同一のはずなのですが、遺伝子そのものや
コピーの過程が意外と不安定で、誤ったコピーを修正する仕組みとか、
あまりに異常なコピーが生じたときには細胞死が起こるような仕組みに
よって、それなりに安定化するようになっています。

しかし、そういう仕組みが先天的のおかしければ、不安定な遺伝子の中に
癌化につながる変化が生じやすくなりますし、後天的にそのような変異が
遺伝子に生じる可能性もあります。あるいは、EGFRの変異やEML4-ALKの
ような、癌化を起こす強力な変異が生じると、それを押さえ込む仕組みが
機能する間もなく癌化してしまうこともありえるわけです。

そのようなことで、遺伝子の変化がさまざまな形で起きることが癌化の第一
歩で、それが少数のうちに検出することは現在の技術では不可能です。

17 名前: 13 投稿日:2012/03/16(金) 22:58
>>16

遺伝子変異の原因とかも、まったく解明されていないのでしょうか?


18 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/17(土) 14:33
>>17
それは放射線とか発がん物質とかはっきりしているのもあるわけです。でも、
外部からそういった要素が加わらなくても、遺伝子自体がある程度不安定
なので、癌化につながる遺伝子変異が自然に生じてしまう可能性もあります。
そういった事情もあるので、個々の方でなぜがんが発生したかを特定する
のは難しいことが多いです。

19 名前: 13 投稿日:2012/03/18(日) 01:44
>>18

患者というものは発がんした時期にさかのぼって何が原因なのかと探りたいものなのですが、それも無理っぽいのですね。
だいたい最新の説では、肺がんの場合は発がんしてから画像で確認できるサイズに成長するまでにどれくらいの年月がかかるとされているのでしょうか?


20 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/18(日) 17:22
>>19
原因を探るのは無理ですね。EGFR変異のような決定的な遺伝子変異が起きる
よりも、いくつかの(弱い)変異が重なって癌化することの方が多いのではないか
と言われています。それぞれの変異の原因もさまざま考えられます。

そのような変異は日常的に起きていて、相当数の癌細胞が体内で毎日生じて
いるとも言われています。それが免疫の働きで排除されたり、自滅したりして
検査で検出できるところまで来ないのだろうとされています。では、排除され
なかったり、自滅しなかったりするのはなぜだろうとなると良く判りませんし、
当然原因も判っていません。

そういうことで、がんに罹ってしまった原因を突き止めるのは難しいですし、
恐らく複数の原因が重なっているはずです。

初めの癌細胞1個から画像で確認できるようなしこりに育つまでには、どの癌も
5-10年ほどかかるだろうとは言われています。しかし、これは画像で確認できる
がんの育つスピードから逆算しているので、本当かどうか判りません。相手も
生き物ですから、同じペースで育つとは限らないですからね。

21 名前: iwanaka 投稿日:2012/03/25(日) 09:58
母の件で改めてご連絡させて頂きました。
その後、タルセバが少し効いているようで体の動きは出てきたのですが、まだ脳のMRIの状態は変わりありません。

・BRAF遺伝子変異検査をして陽性であれば、vemuragenibという薬が使用可能とお聞きしましたが、何かご存知でしょうか?
・テモダールという薬についても、脳転移への効果が期待できるとの情報がありましたが、肺腺がん、ガン性髄膜炎ということに対しては効果は見込めますでしょうか?
・アバスチンは、母は血栓が出やすいので、投与が難しいと主治医に言われましたが、やはりその場合はリスクが高いでしょうか?

引き続きタルセバ以外の薬で使えそうなものを、今のうちから小さな情報でも収集したいと思っています。

22 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/25(日) 19:46
>>21
BRAF変異は、肺腺癌の5%ほどに見られ、vemurafenibが効くとされるV600E
変異はそのうち6割弱ということですから、効く可能性があると判断できる方は
3%ほどということになりますね。しかし、いまのところ皮膚の悪性黒色腫が対象
で、国内での治験は今年半ばに中外製薬が始めようとしている段階なので、
肺がんに対してはまだまだ先のことでしょう。認可されても、遺伝子検査は
必須となると思われます。現実的にはやはりcompassionate useかと思います。

テモダールは神経膠腫に対する薬で、他臓器の癌から来る癌性髄膜炎に
ついては殆ど検討されていません。副鼻腔の腺癌が元の場合にシスプラチン+
テモダールが良く効いたという報告がありますが、1例だけの話であまり参考
にはなりません。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21140282

アバスチンの副作用には動脈血栓症が報告されていますから、血栓が
できやすいといわれている方ではもちろんリスクは高いでしょう。

23 名前: iwanaka 投稿日:2012/03/26(月) 21:48
ご連絡有難うございました。
①compassionate use = 国内での未承認薬を承認されている海外から輸入して使用するということ理解で良いのでしょうか?
②vemurafenibを海外から輸入できるとおっしゃって頂いている医師がいます。
 その場合は、可能性は低くてもBRAF遺伝子変異検査をする価値はあると思っているのですが、どうでしょうか?
③母は、12月頃から頭が痛い、吐き気がする、歩けないなどかなりの症状が出ていましたが、血液検査で異常がないと言われました。
 2か月後に腫瘍マーカーで癌が初めて疑われました。
 血液検査をする=腫瘍マーカーも調べていたという理解で良いのでしょうか?
 それとも、血液検査の中でも、疑いがないと「腫瘍マーカーを検査」はしないものなのでしょうか?位置づけが分かっていないので、恐縮ですがお願いします。

24 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/03/28(水) 10:32
>>23
Compassionate use と言いますのは、未承認だけれども有望な薬を、製薬会社が
compassion = 同情心をもって患者さんに提供して使っていただくことです。米国では
vemurafenib は悪性黒色腫について認可されたそうですから、市場に出回っていて、
それを個人輸入して肺がんに使ってしまうことも可能かもしれませんが、それはいわば
患者側が勝手にやっていることでcompassionate useではありません。

Vemurafenib がBRAFのV600E変異陽性の癌に効く可能性は理屈上ありますが、
人間の肺がんに実際に使って効いたかどうかということは全く報告されていません。
ですから、BRAFの変異を検査して陽性であったとしても、お母さんの肺がんにどの
程度効くかはなんとも言えません。変異の検査をする価値があるかどうかは考え方
次第でしょう。

血液検査をする時に必ず腫瘍マーカーを調べるわけではありません。腫瘍マーカーは
がんについての検査ですから、12月のときにがんが関係しているかもしれないと医者
が疑っていなければ検査しないでしょう。12月の「頭が痛い、吐き気がする、歩けない」
という症状からは脳に何か問題がありそうとまず考えるでしょうけれど、がんが背後にある
かもしれないと初めから想定することはあまりないんではないでしょうか。

25 名前: iwanaka 投稿日:2012/03/31(土) 21:32
ご連絡有難うございました。
12月の話をさせていたただいたので、過去のことで少しお伺いさせて下さい。
・体に異常が発見できなかったのでとのことで、1月から精神的な問題との診断がされ、精神病棟に1か月ほどいました。(その間もガンは進行していました。)
 強い頭痛、吐き気、運動機能低下などがありましたが、そのような症状は、精神的な問題から来ていても体自体に全く異常が出ない(検査で発見できるものに限界があるという意味ではなく、実態として)ということはあり得るのでしょうか?
 素人の考えで申し訳ないのですが、いくら精神的なものが「根本的な原因」だとしても、体に実際に強い症状が出ていてる場合には、体のどこかに必ず何かの異常がある(精神的なものを発端とした2次的な異常など)と理解しているのですがどうなのでしょうか?もしそうだとすると、異常をより精密な検査で見つけようとするものではないのでしょうか?
 それとも、精神的なものから来ていると診断された場合、頭痛や運動機能低下の直接的な原因は探さないのでしょうか?(精神的なものが直接症状に出る為、一通りの検査のみしかしない(PETや髄液検査などをしない)ことはが通常なのでしょうか?
 母の場合、症状が非常に強かったのに一通りの検査では何も体に異常が見つからなく、精神的なものと診断されたのですが、精神的なものを発端とした体への異常がどこにあるのかを検査しようというプロセスが1か月近くなかった為、気になっています。


26 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/04/01(日) 22:43
>>25
肉体的な異常を見出そうとすることから診療は始まったのではないかと
思いますが、そのような検査で肉体的な異常が見出されなかった時に
初めて精神的な問題に症状の原因を求める、というのが通常の診療の
流れです。そのような流れで精神的な問題が原因と判断されても、
精神的な問題に対する治療がうまく行かなければ、実は見逃されていた
肉体的な問題があるのではないか?と考えて、再び肉体的な異常を検討
することはあるでしょう。

27 名前: iwanaka 投稿日:2012/04/14(土) 12:44
ご回答有難うございました。そうですね、たぶん通常の流れであったと思います。
母ですが、タルセバ服用し、少し意識状態も良くなってきていたのですが、肝臓の調子が悪い状態です。
GOT、GPTが500以上の値が出たため、タルセバを一時やめています。
やめている間にも癌細胞が増殖しているのではと、家族は心配しています。
タルセバによる肝機能障害において、タルセバを飲みながら平行して対策をする方法はあるのでしょうか?
それとも、数値が下がるまでタルセバをやめる以外に方法はないのでしょうか?

28 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/04/23(月) 00:45
>>27

GOT/GPTが500以上となると、ある程度は落ち着くまでは休薬する
のが定石でしょう。休んでいる間にはやはりがんは増殖するでしょう
が、むやみに継続すれば、肝機能障害自体が命取りになる危険性
がありますから。

数値がはっきり低下してきたら、ウルソ、プロへパール、強力ネオミノ
ファーゲンCなどの肝庇護剤と言われる薬を併用することで、タルセバ
を使い続けられる可能性はあります。ただ、それが実際にうまく行くか
どうかはやってみなければわかりません。

29 名前: iwanaka 投稿日:2012/08/24(金) 00:32
こんばんは。
以前、母の癌性髄膜炎でご相談をさせて頂いていた者です。
その節は、肺がん外科医様をはじめ、皆様には大変お世話になりました。
母ですが、皆様のおかげもあり、ガン性髄膜炎にしては頑張っていると言えるのでしょうか、
病状が出てから8か月が経ち、今も何とか生きています。
タルセバを鼻から投与しており、意識はほとんどありませんが、時々動きます。
今までは髄液検査をしても何もわからなかったのですが、つい最近、やっとEGFRが陽性でした。
ただし、タルセバの副作用でGOT、GPTが上がってしまい、主治医からはタルセバをやめて緩和ケアということを促されています。
そこで、ぜひ下記質問にお答えを頂きたく、母の為に何卒よろしくお願いします。
*タルセバが効かない(飲めなくなった)時に、イレッサを飲むことは、普通はあり得ないと聞いています。
 「ふつうはあり得ない」「実例があまりない」ではなく、医学的にきちっと納得ができる詳細な理由を教えて欲しい。
*イレッサは、タルセバと比べて肝への影響はどうなのか
*ウルソ、プロへパール、強力ネオミノファーゲンCなどの肝庇護剤の適用は難しいと主治医から言われています。
 意味がないとの説明ですが、こちらも、医学的な理由を頂けるとありがたいです。
*その他、肝数値を下げる方法が何かあれば、ささいな情報でもかまいませんので、ぜひよろしくお願いします。
*タルセバは現在最小(50)の量。一日おきで飲むなど、肝数値への影響を避けながらうまく飲む方法等、あれば教えてください。

以上、細かい質問で申し訳ないですが、何卒よろしくお願いします。

30 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2012/08/24(金) 13:57
>>29

>*イレッサは、タルセバと比べて肝への影響はどうなのか

同じです。高確率で肝機能が悪化する副作用があります。

>*ウルソ、プロへパール、強力ネオミノファーゲンCなどの肝庇護剤の適用は難しいと主治医から言われています。

これはおかしな言い分です。
ネットの闘病記を読めばわかるように、多くの人がそれらの薬剤を服用することにより、肝機能値を改善させ、休薬せずにイレッサ・タルセバを続けることができています。
ただ、病院によって、使ってくれるところと使ってくれないところがあるようです。理由は「ムニャムニャ」としか病院は答えてくれないようです。これも闘病記から窺えます。
転院するのもたいへんだという場合は、それらの薬剤だけどこか別の医者に処方してもらうことです。


31 名前: iwanaka 投稿日:2012/08/25(土) 01:12
ご連絡、大変有難うございました。肝機能値を下げる薬に関しては、もう少し調べてみます。
*薬で肝機能値を下げる以外にも、何か可能性はありますでしょうか?

32 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/08/25(土) 14:24
>>29

*タルセバが効かない(飲めなくなった)時に、イレッサを飲むことは、普通はあり
  得ないと聞いています。「ふつうはあり得ない」「実例があまりない」ではなく、医学
  的にきちっと納得ができる詳細な理由を教えて欲しい。

タルセバとイレッサはEGFRという蛋白が特定の変異した形になっているときに、この
蛋白に取り付いて癌細胞が増えていく道筋をブロックする薬です。マトが同じです
から、2つの薬の構造も似たようなもので、効き具合も副作用の出具合も似ています。
たまさか違うこともあるわけですが、そういうことは多くなく、タルセバがうまく行かない
ときにはイレッサもうまく行かないことが多いです。そのため、タルセバがダメなら
イレッサを試みるということはあまりなされません。

*イレッサは、タルセバと比べて肝への影響はどうなのか

上と同じ理由で似ています。

*ウルソ、プロへパール、強力ネオミノファーゲンCなどの肝庇護剤の適用は難しい
と主治医から言われています。
 意味がないとの説明ですが、こちらも、医学的な理由を頂けるとありがたいです。

肝庇護剤を使って実際にうまく行くこともあるので、意味がないことはありません。
でも、うまく行かないこともあるわけで、そのときは最悪、命に関わります。そこを
覚悟していただけるかどうかでしょう。

*その他、肝数値を下げる方法が何かあれば、ささいな情報でもかまいませんので、
ぜひよろしくお願いします。
*タルセバは現在最小(50)の量。一日おきで飲むなど、肝数値への影響を避け
ながらうまく飲む方法等、あれば教えてください。

投与量を減らすか、1日おきと限らず日をあけて飲むくらいです。

33 名前: 30 投稿日:2012/08/25(土) 15:45
>>31

>*薬で肝機能値を下げる以外にも、何か可能性はありますでしょうか?

昔から、シジミとかカバノアナタケとか肝臓を丈夫にすると言われている食材はありますが、今回の場合は薬の副作用による急性の肝障害でおそらく急激に悪化したのでしょうから、到底、食材では対応できないと思います。
また、ウコンのように肝臓に良いと言われたり、逆に悪いと言われたりと食材の場合はその効果がどこまで信用できるのかわからない面もありますし、過剰に食べると今度は腎機能が悪くなったりする場合もあるかも知れませんので、やはり、お調べになった漢方出身の肝臓の薬がこれといった大きな副作用もありませんのでいちばんよいと思います。

ところで、現在の肝機能値は具体的にどれくらいまで悪化したのでしょうか?
また、現在はタルセバはどうされているのでしょうか?
休薬されているのなら、あまり休薬期間が長くなるとそれが原因で耐性ができてしまう場合もあるようですし、一度耐性ができてしまうと次に効くようになるには最低三ヶ月は空けなければならないと言われています。


34 名前: iwanaka 投稿日:2012/08/25(土) 23:31
>肺がん外科医さん
いつも、ご連絡有難うございます。
主治医からは、タルセバをもう飲めないので、治療はやめて緩和ケアへ行きましょうと言われています。
どうせこのままでは、、という意味では「たまさか違うこともある」というものを試す以外にないと思っています。
そのような状況なので、肝庇護剤が命に関わることも、当然覚悟はしています。
*量をへらすとありますが、タルセバは量は3種類しかなく、母はそのうち一番小さい量を飲んでいます。
  3種類以外の量で飲むこともできるのでしょうか?

>30さん
 ご連絡、誠にありがとうございます。
  数値としては、GOT,GPTそれぞれ200程度です。
  タルセバは、最小のサイズを毎日飲んでいます。
  過去に1日おきにしたりしたのですが、主治医のみたてでは、今回はそれを試す気はなく、緩和ケアへ移行するよう促されています。

35 名前: 肺がん外科医 投稿日:2012/08/26(日) 09:55
>>34
タルセバは50㎎/日で飲んでいて、GOT/GPTは200くらいなのですね? タルセバの最少量は
1粒 25㎎ですが、勘違いでしょうか? やはり50㎎なのでしたらので、25㎎まで減量するという
のが一つ。実は25㎎なのでしたら1日おきにするという線がもう一つ。GOT/GPTは以前は500
程度だったようですが、減量してきて200程度なら、さらなる減量でもっと下がる可能性があり
ますし、そこに肝庇護剤を加えれば、正常域に持ち込むことさえ期待できると思います。

「タルセバをもう飲めない」ということはないように思えますし、覚悟さえあれば、イレッサに移行
してみるということは、やってはいけない種類のことではありません。

36 名前: 30 投稿日:2012/08/26(日) 11:11
>>34

>肝庇護剤が命に関わることも、当然覚悟はしています。

薬が命に関わるのではなく、薬が効かなかった場合に、肝機能の悪化を止められず、最悪の場合、そのまま肝機能障害で死んでしまう可能性もあるという意味です。
薬自体は安全性の高いものですし、特に、プロへパールは重篤な副作用は報告されていません。

>過去に1日おきにしたりしたのですが、主治医のみたてでは、今回はそれを試す気はなく、緩和ケアへ移行するよう促されています。

これは不可解ですね。
主治医のやる気がなくなったのか、あるいは、上から「もう、そろそろ追い出せ」と治療を打ち切れとの指令が出たのかも知れません。看護師とかの対応に変化とか見られませんか?
ここの掲示板でも多くの患者さんがそのような体験をされているわけですが、しかし、そういうのってどうなんでしょうね。
家族の場合、手を尽くさなかったら「保護責任者遺棄致死罪」に問われたりするんですよ。
十年程前に実際に起きた事件なんですが、がんの妻を車に乗せて旅に出かけた人がいて旅先で妻は死んでしまいました。
その結果、その夫は上記罪状で逮捕されてしまいました。
この事件は去年に下記のように映画化されました。

http://www.tabiji-movie.jp/

要するに、病院へ入れるべきだというのが検察当局の見解のようです。
しかし、病院が最後まで手を尽くしてくれるのかとなると、そうではない場合があるわけで、手を尽くさず患者を放り出す病院は「保護責任者遺棄致死」にならないのでしょうかね?


37 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2012/08/26(日) 14:44
緩和ケアへの移行を奨めているだけだから、責任がかかるわけないですよ


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