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癌掲示板..>代替がん治療:「未証明」か「反証済み」か?

1 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 19:42
CA Cancer J Clin 2004; 54:110-118
© 2004 American Cancer Society
Alternative Cancer Cures: "Unproven" or "Disproven"?

がん専門誌の論文を全文翻訳しました

2 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 19:44
今回翻訳した文献はアメリカで有名な代替療法の治験結果に関する総説
(専門家が多数の論文を読んで再検討したもの)です。
掲載雑誌は A Cancer Journal for Clinicians,著者はアンドリュー ビッカーズ氏、
腫瘍医学では世界的に有名なスローン・ケタリング記念癌センターのスタッフ
(Assistant Research Methodologist:治験方法学副主任)です。治験方法学者ということは
治験結果解析のプロ中のプロということになります
スローン・ケタリング記念癌センターHP URL: http://www.mskcc.org
著者紹介http://www.mskcc.org/mskcc/html/3197.cfm
この文献の原文(英文)は掲載誌のHPでだれでも無料で閲覧できます。
なおカッコ内の数字は引用文献番号であり、原文の末尾に文献が示されていますが今回の和訳では省略したので興味ある方は原文を参照されて下さい。
掲載誌URL: http://caonline.amcancersoc.org
原文:
http://caonline.amcancersoc.org/cgi/content/full/54/2/110?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&fulltext=vickers&searchid=1113808373462_30&stored_search=&FIRSTINDEX=0&journalcode=canjclin
(↑ここまで訳者前書)

3 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 19:47
要約: 腫瘍医学は、正規のがん治療センターの外からもたらされる、
医学に根拠の無い理論に基づいた治療と常に共存してきた。
これらの代替がん治療はしばしば「未証明」すなわち適切な
臨床治験が行われないので治療価値が知られてないかのごとく表現されていた。
多くの有名な科学的著述と反するが、多くの代替がん治療が
良質な臨床治験で調査され、それらの治療は無効である事が示された。
この文章では、数多くの代替医療の臨床治験結果
(リビングストン・ウィーラー療法、ディ・ベラ多剤療法、
アンチネオプラストン、ビタミンC、硫酸ヒドラジン、
レトリル、心理療法など)を総覧した。
「未証明」というレッテルはこれらの治療にはふさわしくない。
いまや数多くの代替がん治療が「反証済み」と断言されるべき時期である。

4 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 19:49
前文
腫瘍医学は、正規のがん治療センターの外からもたらされる、
医学に根拠の無い理論に基づいた治療と常に共存してきた。
その一例としてメキシコその他の代替クリニックで供与されているレトリルがある。
レトリル療法の理論的基礎というのは、「B-17」と呼ばれるビタミンの欠乏
によってガンが生じる、レトリルの形でビタミンB-17を供与すれば
それゆえガンは寛解する、というものだった。
言うまでも無いが、ビタミンB-17などと言うものは一般の医学文献には記載されていない。

5 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 19:52
レトリルのようなガン治療はしばしば「未証明」のがん治療とされる。
おそらく最もよく知られた例は、レトリルなどの治療の検証に関する
1980年代に一連の雑誌記事を公表した、アメリカ癌協会(ACS)の前回の
「がん治療の未証明の方法に関する委員会」だろう。「未証明」という言葉の難しさは、
珍妙で受け入れがたい代替がん治療と、革新的な治療標的を持っていてまだ第3相治験が
終わっていない治療法の区別が付きにくくなることである。このことから
「unconventional非通常」がん治療とか補完代替医療(CAM : complementary and
alternative medicine)と呼ぶ人もいる。後者は一部で有名になりACSに採用された。
この言葉を使う際にはしかしながら、腫瘍医学的治療の代わりの「代替」医療と、
通常は症状を治療し生活の質(QOL)を高めるために通常医学と併用される
「補完」医療を区別することが重要である。

6 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 19:54
この文章では、「代替」と「未証明」が交換可能な(=同じ意味の)言葉であるかという疑問を検証する。
多くの有名な科学著述とは矛盾するが、筆者は多くの代替がん治療が良質の臨床治験により無効であると
すでに分かっている、と論じるつもりである。言い換えると、代替がん治療は一般に「未証明」であると
いうだけでなくしばしば「反証済み」である、ということだ。これは単なる意味論の問題ではなく、
我々(訳注:掲載誌はがん治療医専門誌)が治療に関して患者に与えるアドバイスが、ある治療が無益であると
わかっているか単に未知であるか、で まったく違ってくるということである。

7 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 19:55
全ての科学分野と同じく、代替がん治療研究は証拠と反証の連続である。
ある代替療法においては、複数の研究からの強い否定的証拠が出ている。
またある療法では利益の不足を示すデータの重みはそれほど決定的ではない。
これは、信頼性に乏しい治療仮説に対して否定的結果を重ねる必要を調査者が
感じなかったからでもある。実際、そのような治験のための患者を生じさせることは
しばしば非倫理的であると議論になっている。それでも、「未証明」という言葉は、
無効であることを示唆する良いデータがあるなら不適切である。

8 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 19:57
(ここから本文です)
代替がん治療における臨床治験の再検討

筆者は以下に示す代替がん治療の臨床治験データを再検討した。
いくつかの治療はいまやアメリカ国内のガン患者にとって入手不可能であり、
またあるものは現在流行していない。臨床医にとってこれは直接実際的価値が
無いかもしれないがこのような治療も再検討に取り入れた。
これは、使用され続けてきた場所・時をとわず、テストされても
代替治療は無効であると示され続けてきたことをはっきりさせるためである。

9 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 20:00
リビングストン・ウィーラー療法

リビングストン-ウィーラーは代替癌療法の古典的例である。
伝統的な癌センターではなく、専門家クリニックで実行されて、
医学知見から外れた信念に基づいている。 療法の創設者(ヴァージニア・ウィーラー)は、
すべての癌がProgenitor cryptocidesという彼女以外の研究では記述されていない分類の
細菌によって引き起こされると信じていた。サンディエゴ(カリフォルニア州)の
リビングストン-ウィーラー・クリニックで提供された癌治療は食事と浣腸による
「解毒」と特別なワクチンの投与で免疫システムを強化する努力からなっていた。
カシレスらは、リビングストン-ウィーラー診療所で治療された78人の患者群を、
標準的抗がん治療+補助療法と追加治験薬(インターロイキン-2など) の両方又は
一方をペンシルバニア大にて通常の腫瘍医の元に受けた対象患者群と対比した。
両群で対応させた因子は人種、性別、年齢、病変の部位、および診断後日数などだった。
すべての患者に結腸直腸癌、非小細胞肺癌、膵癌、または黒色腫の進行がみられた。
全例が予測余命一年以下で、有効な標準在来治療法選択肢もないと思われた。
また、リビングストン-ウィーラーの患者の多くが研究における登録の前後に彼らの
型破りの療法に加えて従来の化学療法、放射線療法、そして一部は外科手術も受けていた。

10 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 20:01
結果として両群の患者の生存期間には差が無かった。
両群とも生存期間中央値は一年ほどで、85%の患者は生存が2年間未満であった。
リビングストン-ウィーラーで治療された患者はFunctional Living Index Cancer
(がん生活機能指数)基準で有意に劣った生活の質(QOL)の状態であった。(文献1)
無作為化されていない治験計画の利点に関して何を信じるにしても、
この研究は少なくとも、リビングストン-ウィーラーで治療された患者の生存を
検定するにはよく制御されたコホート群研究と言える。
「このクリニックは進行癌でさえ82%の奏効率がある」という
しばしば繰り返された主張も、この研究の結果は論破している。(文献2)

11 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 20:05
ディ・ベラ多剤療法

ディ・ベラ多剤療法はイタリア人医師ルイージ・ディ・ベラによって開発された。
私設の外来診療所で提供しているこの療法は多数の薬剤からなり、
その中には制ガン剤として通常の医療では使用されないのものを多数含んでいる。
療法の最新のバージョンはメラトニン、ブロモクリプチン、オクトレノチド、
混合レチノイド、およびシクロホスファミドを取り入れていた。
ディ・ベラは「実証的検定を通して開発された方法だ」と主張しているが、
成長ホルモン産生を制御する薬剤を重視する、
癌治療理論としてはあきらかに珍妙な理論であるようだ。

12 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 20:08
1990年代後半の論争を呼んだ判決、メディアへの強烈な露出、
公開デモンストレーションの後、ディ・ベラ多剤療法は系統的に検証された。
11の別個の第二相治験が、リンパ腫、リンパ性白血病、乳癌(状態良好と不良の両方)、
肺癌(化学療法済みと化学療法無しの両方)、結腸直腸癌、膵癌、
頭頸部癌、膠芽腫、および進行固形腫瘍に対する治療効果について行われた。
追加としての早期の乳癌に対する治験は行われず、中止となった。
各治験の患者数は20人(膠芽腫)から65人(化学療法済み肺癌患者)であった。
総計395人の患者が11の治験に登録し、うち386人が効果の評価可能であった。
完全な治療効果のあった患者はいなかった。そして、3人(1%未満)だけが部分的効果を示した。
3~8カ月の外来経過観察中に57%の患者が死亡し、わずか4%の患者が治療を受け続ていた。(文献3)

13 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 20:11
前向き(=計画的)第二相治験に加えてさらに調査者はディ・ベラクリニックの
記録を利用した後向き(=遡及的)評価を行った。ガンの部位と診断の日付を
確認するために解析はイタリア地域に住むがん患者に限定された。
該当するクリニックの患者記録の半分近くに治療の十分な記載が無く、
さらに10%は外来経過観察されていなかった。分析は、それゆえ248人の
患者に主眼をおいた。この調査における患者の生存期間は、がんデータベースで
適合する患者群より不良であった。たとえば、国内データベースの
五年生存率が70%であったのに対して、ディ・ベラによって治療された
小児患者白血病は21%だった。

14 名前: いのげ 投稿日:2006/06/22(木) 20:13
この類の比較に明らかなバイアス(偏向)があるが(最初の(通常の病院での:訳注)治療で
改善の無かった患者がディ・ベラ療法に向かったかもしれない)、
全ての診断名において5年生存率は不良であり、ディ・ベラ療法が
有効だったという証拠は明らかに無かった。著者らは「ディ・ベラによる
治療を受けた患者の数は彼が主張するものよりもはるかに少なく
(10,000に対して約1,500)、ディ・ベラの公式声明(=治療法は一貫している:訳注)
と矛盾して、用いられた治療内容は時期によって変化している」とも報告している。(文献4)

15 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:21
レヴィッチ療法

ディ・ベラ多剤療法と同様に、レヴィッチ療法も開発し供与した医師に
ちなんで名付けられた。エマニュエル・レヴィッチの療法は「癌を含む
すべての状態は代謝の不均衡(アンバランス)の結果である」という
珍妙な病態生理理論に基づいている。 患者は、「異化的」か「同化的」
のいずれかのタイプの不均衡を持っているとされ、大部分は症状兆候を
考慮することなしに抗異化剤又は抗同化剤を投与された。 不均衡(アンバランス)
のタイプは尿・血液・体温の分析によって決定される。 例えば、尿pH高値、
血清カリウム低値と高体温は同化的不均衡に関連ありとし、尿表面張力低値、
血液カルシウム低値、と低体温は異化的不均衡に関連ありとされた。
レヴィッチによって使用された薬剤は、通常の腫瘍医学に使用されるものと
全く異なっている。グリセロール、n-ブチルアルコール、および硫化植物油などがある。

16 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:22
1965年、アメリカ医師会雑誌(JAMA)にて、組織学的に確認された進行固形腫瘍を持つ33人の
レヴィッチ療法患者のコホート調査の結果が公表された。(文献5)うち22人は治療中死亡、
8人は治験を中断し、調査終了時までレヴィッチ療法を続けたのは3名だけだった。
治験を中断した8人のうち、4人は死亡し、2人は外来経過観察中に不明になった。
腫瘍の客観的治療効果の証拠を示した患者はおらず、レヴィッチによる治療をまだ
続けている3人の患者全てに腫瘍が進行した兆候が示されたと研究者は警告した。
レヴィッチは腫瘍効果データに対して反論したが、治験終了時まで生存していた患者が
15%に過ぎなかったのは明白である。これはバイブル本の表現でいうところの
「レヴィッチは「癌を治す医師」である」という主張に矛盾する。(文献6)

17 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:24
ブルジンスキーとアンチネオプラストン

スタニスロー・ブルジンスキーは癌に対して彼がアンチネオプラストンと
呼ぶ蛋白・アミノ酸その他の単純な有機物質の混合物を用いることで生体の
自然な癌に対する防御を促進するとして個人のクリニックで患者を治療している
彼は独自のいくつかの研究を発表したが、その戦略はどちらかというと不明瞭である。(文献7)
米国国立ガン研究所の協力の下で行われた神経膠腫に対する第二相治験は、
適切な評価基準での可能な拡大についてブルジンスキーが調査者に
同意しなかったため中断された。 9人の患者が治療され、うち6人が
効果の評価可能であった。 客観的効果はみられず、6人全てに
16~66日間の治療期間後に腫瘍進行を示す証拠が認められた。
治療失敗(腫瘍の進行、又は毒性による中断)までの平均期間は29日間であった。
研究終了前にすべての9人の患者が死亡し、一人を除いた全員が腫瘍進行による死亡であった。
論文の著者は、サンプル数が少ないので「決定的結論」は成立しないと主張したが、
治験における患者の結果は明らかに非常に失望的だった。(文献8)

18 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:25
ビタミンC大量療法

ビタミンC大量療法はライナス・ポーリングによって癌治療として提唱された。
ポーリングは、ビタミンCで治療した患者は近隣病院のビタミンC治療を
供与されていない患者よりも長期生存したとする非無作為化治験報告を発表した。(文献9)
彼は「ビタミンCが癌に対する「宿主抵抗力」を改善する」と推測した。(文献10)
がん治療としてのビタミンCに圧倒的注目が集まったため。150人の進行がん患者に
ビタミンCか偽薬のどちらかを受ける無作為化治験が行われた。生存期間は両群とも短かった。
80%以上の患者は12週以内に死亡し、両群に有意差はみられなかった。(文献11)

19 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:26
「以前に化学療法を受けて免疫能が低下しているかもしれない患者が含まれている、
そのため免疫メカニズムの改善によって作用する治療の評価が無効になった」
とポーリングは治験を批判した。そのため、前に化学療法を全く受けていない100人の
進行結腸直腸癌患者でさらなる治験が行われた。 結果はビタミンC群のすべての患者が2年以内に死亡し、
またもや両群に差が見られなかった。95%の信頼区間でビタミンCが生存期間を2
5%以上改善する可能性が除外された。(文献12)
近年、ある研究者らはビタミンCの静脈注射よりも経口の方が悪い結果をきたすかもしれないと論じている。(文献13)
しかしながら、一般にビタミンCは経口剤の形で代替がん治療として宣伝・販売されており、
科学文献の現在の状況では有益であるとするのは著しく不適当なようだ。

20 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:28
チャパラル茶

砂漠低木であるチャパラルからの抽出物は一般的な万能薬として
ネイティブアメリカン(=アメリカインディアン:訳注)治療者に
使用されていた。 肝臓と膵臓から発癌性の「毒素」を取り除くかもしれない
という理論に基づいて、それは20世紀に少なくとも一部ではポピュラーな制癌性薬になった。
87歳の男性がチャパラル治療後に顔の黒色腫の縮小を経験した例が示されたのに続いて、
スマートらはチャパラルの第二相治験を進行癌患者で行った。
最初の患者を含む治験結果は計画が完全に前向き(=計画的)でなかったことを示唆していた。
この患者を解析から除外して評価された44人の患者のうち、3人は腫瘍の縮小を経験した。
が、縮小は腫瘍サイズの25%減少とすると甘く定義されており、
効果が10日間しか続かなかった1人の患者を含んでいた。
この奏効率の低さのため、著者(スマート)らは
癌の自力治療としてのチャパラルの使用に反対すると忠告した。(文献14)

21 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:30
硫酸ヒドラジン

硫酸ヒドラジンは合成の薬剤であるが、癌患者に代替療法と
みなされており、現在認可された他のどんな制癌剤とも全く
異なる治療理論に基づいているので、ここに含めた。
いくつかの初期の臨床治験からは硫酸ヒドラジンが有益である可能性を
示すように思われた。 例えば、クレボウスキーらは、
硫酸ヒドラジン+化学療法又は化学療法単独を受ける進行非小細胞癌の
65人の患者で無作為化治験を行った。全体生存日数(OS)は
統計的に有意でないものの硫酸ヒドラジン群の方がより長かった。
(生存中央値、292日対197日 P=0.11) いくつかの二次終了時点では
カロリー摂取量に統計的有意差があった、が体重変化など他の項目では
差はみられなかった。(文献15)

22 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:32
この研究で生存期間が増加する傾向が見られたことに基づいて、
硫酸ヒドラジンが生存期間又は生活の質(QOL)を改善することが
できるかどうか決定するために、3つの無作為化偽薬対照治験が行われた。
これらの治験は、エトポシド+シスプラチン治療中の新規に診断された
非小細胞肺癌243人の患者(文献16)、他の腫瘍医学的治療を全く受けない
128人の進行結腸直腸癌患者(文献17)、およびシスプラチン+ビンブラスチン
を受ける291人の進行非小細胞肺癌(文献18)からなっていた。
硫酸ヒドラジンはこれらのどの設定でも生存期間を改善しなかった。
生存曲線は2つの肺癌治験で本質的には重なっていた。
結腸直腸癌治験はヒドラジン群の死亡過剰(P=0.034)のために早期に中止された。
生存期間は3治験すべてで不良であり、90%以上の患者が1年ないし2年の
外来経過観察期間中に死亡していた

23 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:32
レトリル(一般名アミグダリン:訳注)

レトリルはアンズの種から得られた天然の配糖体であり、
1970年代に流行のがん治療になった。第二相治験 単一群として、
治療不能進行癌と測定可能な病変を伴う179人の患者がレトリルで治療された。
また当時の一般的な習慣として、患者はビタミンと膵臓酵素も受けた。
1人の患者だけが部分効果の評価基準を満たしたが、90%の患者に、
3カ月以内に疾患の進行があった。 生存中央値は4.8カ月にすぎなかった。(文献19)


24 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:35
サメ軟骨

サメ軟骨は1990年代初頭に抗癌治療として普及した。
これは「サメはガンにならない」という本の出版と、
キューバ人がん患者においてサメ軟骨で良い結果を
示したという趣旨のドキュメントテレビ番組「60分」
によるものだった。(文献20,21)1990年代半ばにまでに
ガン治療としてサメ軟骨を使用するアメリカ人は5万人に及んだ。
このため、脳、乳腺、結腸、肺、リンパ腫、前立腺、
原発巣不明の腫瘍60人の患者による第二相治験を行うことになった。
2人を除く全員が第4病期(末期)であった。 50人の患者を評価することができた。
完全効果又は部分効果を示した患者はいなかった。5人治療中に死亡、
5人は毒性のために中止、27人は治療中に進行し、13人は治療中進行が
無かった。 全体として進行までの時間の中央値は50日間だった。
90%は6カ月以内に進行し、1年以上の無進行の期間があった患者はいなかった。
生活の質(QOL)の改善もみられなかった。(文献22)

25 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:37
しかしながら、サメ軟骨の話にはおもしろい曲折がある。
抗がん剤としての軟骨製品使用には以下の様な生物学的理論がある。
軟骨は血管の無い組織であり、抗血管新生物質を含んでいる。
実際、軟骨が血管新生を抑制する能力は25年以上前に最初に示されている。(文献23)
軟骨の血管新生阻害特性は種特異的ではなく、さまざまな異なる
動物からの軟骨からの抽出物が血管形成を抑制することが示された。(文献24)
カナダの製薬会社がサメ軟骨から潜在的抗血管新生特性が特に高い成分分画を
正確に抽出する方法を確立した。(サメは全身の大部分に軟骨が豊富なので
軟骨の良い供給源である)その様々な成分分画は、実験モデルで比較され、
最も有望な分画が同定された。

26 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:39
ネオバスタット(エテルナ・ラボラトリーズ社、ケベック州、カナダ)として知られる
この液体製剤は(健康食品店やインターネット上で入手可能な製品と違って)
生物学的に有意義な分子を高濃度に含んでおり、臨床治験に入った。
バチストらは、ネオバスタットの第二相治験を報告した。当初の目的は
この薬剤の長期の安全特性を決定することであったが、別の治験からの

安全性データが入手可能になるにしたがって用量が増やされていった。
これは著者らに生存期間の観点からの用量反応性を評価する機会を与えた。
著者らは、22人の腎臓細胞癌患者の結果を報告した。
発表された報告からは他の患者が集計されているかどうかは明らかでない。
多量のネオバスタットを受けている患者は少量の患者より有意に長く生存した。(14.4月対7.1月)(文献25)
この治験は非無作為化治験であり、結果は決定的なものと解釈することはできない。
ネオバスタットが肺癌と腎癌に有益であるか否かを決定すべく、
いくつかの第3相治験が現在進行中である。(文献24)

27 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:42
代謝療法:ゲルソンとゴンザレス

米国の規制を避けるために、代替がん治療はしばしばメキシコで行われる。
メキシコのクリニック(ドイツ人医師マックス・ゲルソンによって
設立されたものを含む)の多くが「代謝」療法を提供している。
治療は「ガンは毒素の蓄積の徴候である」という信念に基づいている。
最初の治療目標である「解毒」は、コーヒー浣腸または高圧浣腸、
特殊な食事療法、生ジュース、酵素、そしてサプリメントからなる。
ゲルソンクリニックで治療をうけた黒色腫患者の後ろ向き(¬=遡及的)
研究がゲルソンクリニックで勤務する医師によって行われ、ゲルソン療法を
受けている患者の5年生存率は大規模なコホート研究で報告されるものより高いと結論した。(文献26)
サブグループ解析(「ステージIIIA/B男性は、例外的に高い生存率になっている」、
非無作為化対象群との適合が済みでない比較の使用、
除外(ゲルソン療法を受けている患者の40%を解析から除外した)などの問題が
この解析結果にはあると見られた。詳細な批判に応じて著者らは、
彼らが発表したような非無作為化治験報告は治療効果の強い証拠とならないことを
認めた。(文献27)

28 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:44
これより有望な結果がニコラス・ゴンザレス(ニューヨークの個人開業:
膵控訴を含む代謝療法を行っている)による11人の膵がん患者のコホート調査から報告された。
ゴンザレスは一年生存率81%二年生存率45%と報告し、このような結果は
国内平均よりはるかに優れていると主張した。(文献28)
この調査は小規模であり、あきらかにいくつかのバイアス(偏向)が見られた。
参加患者群と国内平均が適合されていないだけでなく、主要な結果は患者の選別に基づいていた。
治療効果の無い12名が解析から除外されていた。にもかかわらず、
ゴンザレスによる全体としては良好な結果報告は、NIH(国立保健研究所)による
現在患者登録進行中の第三相治験が実行されるに十分なものだった。

29 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:45
ライスバーグコホート調査

1992年にライスバーグらは、ガンの代替治療について1,000人近くの
ノルウェー人ガン患者を調査した。彼らの当初の目的は、代替医療使用における
流行と決定要素を調べることだった。(文献29)やがて彼らは、
生存期間に関する情報を得る方法として彼らのデータとノルウェー
統計登録データベースとを連結することが可能であることに気づいた。
彼らは、代替医療の使用がより不良な生存期間と相関している事を発見した。
外来経過観察期間中に65%の非使用者が死亡しているののに対して
代替医療使用者では79%が死亡していた。この解析は、使用者の
調査時点におけるより不良な臨床状態によって混乱していた。

30 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:48
予想通りかもしれないが、治療可能な早期ガン患者は、通常治療での選択が
ほとんど無い進行がん患者より、代替治療の方を選ぶ傾向が少ないようだった。
病期分類、全身状態、診断からの期間、その他の予後因子等の条件差を
制御するために多変量コックス回帰解析(=まだ結果(=死亡)が
出ていない時点で判定を打ち切った例を含む状態で生存期間に及ぼす
複数の因子の影響を解析したい場合に用いる統計学上の解析法:Cox(1972)によって
発表された:訳注)が使用された。代替医療使用者は生存期間が短い傾向が見られ
(ハザード比1.30(95%信頼区間:0.99― 1.70;) P = 0.056)、
様々な感度解析において非常に強い結果であった。生存期間が短いのは
「患者らが自分の病状の重さを正確に理解している」ことで説明できる
かもしれないという仮説を著者らは立てた。どんな説明をするにせよ、
代替医療の使用が生存期間を改善することが無いという証拠が
この調査で明確になった。(文献30)

31 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:49
がん治療としての心理療法

心理状態の変化がガンの経過に影響を及ぼすことができるという理論は、
例えばバーニー・シーゲルやディーパック・チョプラといった著者の
ベストセラー本で提唱された。一般大衆向けのベストセラー本において 
「患者は「思考を使用して(がんの)経過をコントロールできる」」とか
「「例外的ガン患者」になることによって患者は生きてガンに打ち勝つ
強い意志をもつことがでる」と著者らは主張した。もっと断固たる主張を
した著者(例えばルイーズ・ヘイなど)さえいた。彼女は心理状態を重要な
原因因子と提唱した。たとえば、ヘイはガンの「考えられる原因」として
「深い心の傷、長年の鬱積、自身を侵食するほどの悲しみと、
憎悪を抱くこと」などがあると主張した。

32 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:51
バーニー・シーゲルの例外的ガン患者 (ECaP) プログラムが適合コホート調査で評価された。
ECaPプログラムに参加する34人の女性乳癌患者が1対3の比で
腫瘍データベースの対象患者群と適合された。10年間外来経過観察したが
二つのグループにおいて生存期間に差は見られず、調査終了時両群とも約40%の
患者が生存していた。(文献31)
しかしながら、いくつかの調査では実際に心理療法を受けるガン患者の
生存期間に有益だったと示されている。1970年代後半、デビッド・スピーゲルが
転移のある女性乳癌患者において生活の質(QOL)と症状に対する心理的支援の
効果を狙った無作為化治験を行った。事後解析(=後付け解析ともいう。
データを見てから差を検討するもの。見落としやすい差を見つけやすい反面、
差をでっちあげることになりかねない危険性もある)として彼らは生存期間差に注目し、
心理支援群の患者は有意に生存期間の延長が有ったと報告した(文献32)

33 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:53
この治験は広く報じられ、2003年11月の科学記載目録において
以降800箇所以上でスピーゲル研究に関する科学的記載がされている。
(面白いことに、否定的結果に終わったEcaP治験については65箇所にすぎなかった。)
この生存解析は計画されたものではなく、できかけの仮説として扱われるべきである、
という指摘はほんのごく稀にしかされなかった。その後ひき続き行われた無作為化治験では
心理療法の生存期間に対する影響はみられなかった(文献33)がスピーゲルは、
治験によって治療内容が異なるので最初の治験の複製ではない、と批判した。(文献34)

34 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:54
グッドウィンらによる治験には同じ批判は通用しない。
スピーゲルは心理療法を供与する人たちの訓練に関与し、
この治験全体の計画の鍵となる役割を果たした。この治験に
おいて 235人の転移のある女性乳癌患者が2対1の比で
毎週グループ(心理)治療群と通常治療群に無作為に分けられた。
心理療法群では疼痛と精神状態においては予想通り有益であったが、
生存期間については両群に差は無かった。生存中央値は
両群とも18ヶ月ちかく、ハザード比は対象の1.06、エストロゲン受容器の
状態などの予後因子で適合させたハザード比は1.23だった。(文献35)

35 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:54
考察
CAM(補完代替療法)に対する腫瘍医学者の関心は増加しつつある。
しかしながら、症状管理と生活の質(QOL)のために従来医療と
並行して使用される補完療法と、ガン治療の目的で腫瘍医学的治療の
代わりに使われる代替治療とを区別することは重要である。


36 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:56
代替ガン治療は試されて続けてきたが、一般的に効果が上がっていないことが
示されてきた。とはいえ、驚異的な数の多様な代替ガン治療法が記述されてきているが(文献36)
臨床治験の対象となったものは明らかにごく一部である。
そうなると我々はまだ評価されていない代替治療について何を信じるべきだろうか?
臨床試験その他の信じるに至るような証拠ないままに、
不可知論的であるのなら結論として反対する、と筆者は論じたい。
たとえば、作用機所が良くわかっていて細胞系研究と有望な動物実験データの
良い理解があるような新しい標的のある治療の方が、客観的証拠の無い
全く空想的な概念に根拠をおく代替医療よりも合理的である。

37 名前: いのげ 投稿日:2006/07/12(水) 23:58
代替がん治療を評価することは単純ではない。
代替医療クリニックは、しばしば治療記録が貧弱である。
たとえばディ・ベラは患者の半分しか治療を記録していなかった。
調査者と代替医療開業医の関係は、少なくとも一部においては
しばしば緊張的である。開業医が通常、調査者の動機を信用しないからである。
実際、否定的な結果に対する代替ガン医療集団の典型的反応は、「
この結果は正規の研究者のバイアス(偏向)の証拠にすぎない」と
みなすことだった点は特筆しておくべきである。これらは多くの場合、
故意に過小評価したとの告発やデータの捏造疑惑にまで及んだ。
 安い代替治療が癌を治すことが知られると脅威を受ける製薬産業を
研究者が保護することが動機だと一般に言われている。

38 名前: いのげ 投稿日:2006/07/13(木) 00:00
また、代替ガン治療研究には特有の方法論的問題もある。
ガンに対する身体自身の反応を支援することを目的とする
代替ガン治療は、第二相治験計画に要求される治療効果判定時点に
間に合うような腫瘍の急速な縮小をもたらすことを期待されて
ないのかもしれない。生存期間を測る第二相治験計画は一般的であるが、
批評を受け入れるような潜在的あるいは明示的な非無作為化比較を必要とする。
無作為化された治験においては、偶然に決定される治療選択に
同意することを患者は要求される。化学療法対食事療法のような、
選択が全く異なる場合では、これは問題になる。
実際、現在進行中の代謝療法対化学療法の第三相治験は、偶然によって
決定される治療に患者の同意が得られなかったため、
無作為化から非無作為化へと変更された。

39 名前: いのげ 投稿日:2006/07/13(木) 00:01
ガン関連症状に対する補完治療はこの再検討に含めなかった。
催眠治療(文献37)、緩和医療(文献38)、マッサージ(文献39)、
音楽療法(文献40)と鍼治療(文献41,42)のような治療が
ガン関連症状に対して有益でありうるという証拠が現在明らかになりつつある。
この発展中の研究の基礎は、主なガンセンター(例えばスローン-ケタリング記念、
デーナ-ファーバー、カリフォルニア大学サンフランシスコ校とMDアンダーソンなど)で
補完治療を提供するプログラムが設立される誘因の少なくとも一部にはなった。
このようなプログラムは、従来医療と補完医療を臨床的学問的に統合し、
「統合腫瘍医学」とでも呼べるものとなった。

40 名前: いのげ 投稿日:2006/07/13(木) 00:03
この再検討は、大部分の植物(ハーブなど)がん治療を含まなかった。
これは、通常の制癌医薬のように、大部分の植物性薬品が直接的細胞毒性又は
免疫制御によって作用すると思われるという背景による。
癌に対して無効であるという最高の証拠がヤドリギ(文献43-45)など、
幾つかの人気植物性薬においてあるが、有益である可能性を示唆する良い証拠も
ライコペン(トマト色素)(文献46)やポリサッカライドK(PSK)
(サルノコシカケ由来多糖)(文献47,48)においてある。
さらにまた、いくつかの制癌植物性薬品の作用機序が解明されつつあり、
従来の抗がん剤との併用について理論敵的発展に至りつつある。例えば、
PSKおよび同様の植物性薬品が含むβ―グルカンは、補体受容器3の活性化に
よって抗腫瘍免疫を促進することが示されている。(文献49)
これは、β―グルカンはトラスツズマブやリツキシマブのような抗体製剤と
マウス実験で示されたような相乗効果をきたすことを示唆する。(文献50)
β―グルカンと抗体製剤併用治療の可能性を調査するため、第一相臨床治験が
スローン-ケタリング記念癌センターで現在進行中である

41 名前: いのげ 投稿日:2006/07/13(木) 00:04
人気の制癌植物性薬品の治療的発展が医学的知識に組み込まれることは、大きく約束されている。
存在しないビタミン欠乏症を治療するなど生医学的知識を捨てた代替ガン治療は、
有益でないことが示された。「未証明」というレッテルはこれらの治療にはふさわしくない。
いまや数多くの代替がん治療が「反証済み」と断言されるべき時期である。

42 名前: いのげ 投稿日:2006/07/13(木) 00:06
(本文ここまで)
-------------------------
脚注

この記事は以下のURLで入手可能である
http://CAonline.AmCancerSoc.org

補完代替療法 (CAM)という用語は、「 健康を増進すし、疾患の症状や通常治療の副作用を救うか疾患を治癒させるような製品又はレジメン」を意味する。患者を害する可能性がある補完または代替する方法についてCAMの記事は証拠に基づいた情報を供給する。


43 名前: いのげ 投稿日:2006/07/13(木) 00:09
参考文献の商才については原文末尾を参照してください
リンクもされています

44 名前: 通りがかりの一患者◆26PKCMob6A 投稿日:2006/07/13(木) 10:05
いのげ 先生

翻訳ご苦労様でした。

この翻訳を転載したいのですが、よろしいでしょうか。

45 名前: いのげ 投稿日:2006/07/13(木) 13:38
原著者著作権に関する法的情報は
「非営利の教育広報目的の場合は
許可なしの使用を認める」
と書いてありました
いのげの翻訳権に関しては著作権を放棄します.
結論として転載・リンクはご自由ですが
文責も勘弁していただくということで,
必ず元論文へのリンクも併記して下さい.

46 名前: いのげ 投稿日:2006/07/17(月) 01:55
>>28
二行目訂正
膵控訴→膵酵素

47 名前: いのげ 投稿日:2008/12/21(日) 17:33
読んでねあげ

48 名前: 名無しさん@? 投稿日:2008/12/22(月) 02:45
いのげ先生、お帰りなさい~ お久しぶりです! 

49 名前: ゆき 投稿日:2008/12/25(木) 22:09
いのげ先生、初めまして。
あげて下さったおかげで、読ませて頂くことができて感謝しております。

小細胞肺がん末期の父にクレスチン、レンチナン、ピシバニールなどの免疫賦活剤の投与を検討しております。少しでも延命もしくはQOLの向上につながればと思いまして・・・。
大変勝手かつ礼を失したお願いで申し訳ありませんが、これらの薬について先生がどのようにお考えかお教え頂けないでしょうか?
よろしくお願い致します。

50 名前: いのげ 投稿日:2008/12/27(土) 13:10
http://996andme.dproj.or.jp/essay/04082005.html

↑このサイトの

「ちょっとゾロ品の話から離れるが、~中略
~これが全て効かない薬に費やされたのである。」

は わたくしの認識と全く同じで事実であると考えております

かつて年間一兆円という莫大な売上げを誇り
その後突然として厚生労働省が保険適応を取り消したという
経緯は間違いのない事実です。
厚生労働省の判断が信じられないという人におすすめでしょう。

51 名前: ゆき 投稿日:2008/12/27(土) 22:33
いのげ先生、レスありがとうございます。
不勉強にして、保険適応が取り消されていたということを知りませんでした。
もっと勉強して再検討してみます。
本当にありがとうございました。

52 名前: 削除 投稿日:2009/02/08(日) 17:45
削除

53 名前: 名無しさん@? 投稿日:2009/02/08(日) 21:02
あなたのブログを見ました。
あなたが一生懸命だったことはわかりますが、どうみても「癌の進行を遅らせ」たと言い切れるものとは見えません。
どちらかと言えば、普通の患者と大差なしというのが適当なところでしょう。

54 名前: 名無しさん@? 投稿日:2009/02/08(日) 21:25
>>52 マルチしまくって最低だな。リンク依頼なら、癌リンクにすれよ。


55 名前: 冨永安徳 投稿日:2009/05/22(金) 17:17
最新の免疫療法があります。ハイパーソニック音楽療法です。ハイパーソニックは国立精神神経センター疾病第7部で情報医師量として研究されています。
高周波乃音楽を聴くと基幹脳が活性化し、免疫力や抗ストレス作用があることが判明しています。高周波でモーツァルトを聞くと免疫力が高くなることが確かめられています。
これが最新の免疫療法です。100KHz以上の音楽を正確に出す装置を製作しています。


56 名前: 名無しさん@? 投稿日:2009/05/22(金) 17:36
わしゃ高周波のクラシックより低音ビンビンのソウルのが好きだ
好みでない曲を無理に聞くのはストレスにしかならんじゃろ