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癌掲示板..>膵体部癌と造影剤アレルギー
- 1 名前: みどり 投稿日:2005/02/18(金) 11:49
- はじめて書き込みます。母65歳が膵体部癌疑いです。
昨年夏、微量の尿蛋白チェックで毎月通っていた、横浜市郊外の
大学病院腎臓内科で、膵酵素の値が上昇しているとわかりました。
エコーを受けたところ、膵臓に1.5cm大の嚢胞らしきものが見える
とのことで、消化器内科で経過観察が始まりました。
10月にはいって、慢性膵炎と診断され、投薬で炎症を抑えて
から、腫瘍がはっきり見えてくるかどうかMRIをとるということ
でしたが、昨年末の単純MRIでは特に所見に変化無し。
1月末に初めてダイナミックMRIを行ったところ、2月9日の
結果説明の際、「膵<尾>部に<おでき>がある。手術の
可能性が出てきた以上、管轄が内科から外科にかわる」という
だけの説明で、外科の初診がとれたのが2月15日。
そこで初めて、
①ダイナミックMRI画像で膵<体>部に4cm大乏血性腫瘍。
②同画像で膵菅の拡張を認める。
③CA19-9とDupan-2が、8月(既に基準値超)以降確実に上昇。
を根拠に、腫瘍が悪性である可能性が高いと診断されました。
2月21日に入院し、23日に大腿付け根からカテーテルを
挿入して血管造影、28日に膵臓2/3とリンパ節の切除手術を
受けるよう言われています。
母は直近2回のMRI検査時に、軽度とはいえ、造影剤に対する
アレルギー反応を起こしています。
2月15日の初診時(執刀医が対応)の際には、事前検査と
して血管造影の名前は挙がらず、入院センターからの電話
連絡時に初めて知らされました。
血管造影は、開腹手術が決まっている状態で、絶対に避けられ
ない事前検査なのでしょうか?
血管造影をせずに手術を行うというのは、イコール血管浸潤
の有無・程度などを事前把握できないイコール手術戦略が
立たないという、手術の成否を致命的に左右する検査なの
でしょうか?
かつて2回のMRIで軽度のアレルギー反応を起こしている者の
場合、今回の血管造影では更に程度の重いアレルギーを起こす
可能性は高いのでしょうか?
執刀医とは別の担当医(いまだ面識はありません)に
詳しい説明を求めようと病院に行くと、看護師を間に入れた
電話経由で、説明することはなにもない。質問に答えると
すれば入院してからだと言われました。セカンドオピニオン
をとりたいと言ったところ、医療の混乱を招く云々と看護師
に押し切られそうになり、人目につく待合室で語調を強めて
病院の姿勢を問いただした結果、紹介状は出さないとの
留保付で、やっと画像資料貸し出しを承諾して貰いました。
というわけで、担当医からまだ何も聞けていない状態です。
私としては、病院の対応に不信が募っていますが、母が、
ことの急展開に気おされ、今手術をうけなければ手遅れに
なるのではないかという焦りから、病院提示通りの
スケジュールを承諾しています。
どうかどなたか、アドバイスをお願い致します。
ちなみに、母は現状目立った体重の減少はなく、肝臓の検査値
はほぼ正常。上腹部不快感は日常的にあり、食は細いものの、
従来とほぼ変わらない、軽い労作の日常生活を送っているという
健康状態です。
- 2 名前: aaa 投稿日:2005/02/23(水) 23:53
- セカンドオピニオンは 今や当たり前のことです。
検査についての詳しいことはわかりませんが、経験を・・・
私の父も膵臓癌です。悪性かもしれないという予測が 血管造影が決めてではっきりと悪性とわかりました。
造影剤の副作用は腹痛と背痛 便秘 発熱で数日苦しみました。
癌と診断した大学病院で手術不可能といわれ 国立ガンセンターをセカンドオピニオンとして紹介されました。
何十枚もの画像を持参しましたが「これは役に立たない、撮り方が違うからこの画像じゃ判断できない」と言われたんです。
仕方がありません、実費で撮ってもらいましたよ・・・他の病院に入院していると保険はきかないんだそうです!
6万ぐらいかかりました・・・
で 結果手術不可能という同じ診断 同じ治療ということで最初にかかった大学病院でお世話になっています。
一生懸命になってくれる先生と看護士さんのいる病院を選んだというのもあります。
6万はなんだったんだーという気持ちが出ましたが、もしかしたら他だったら手術できたかもしれないという思いはせずに済みましたし、今の主治医の優しさもセカンドオピニオンのおかげでよくわかりました。
担当医と話ができないというのは疑問ですね。
病院に不信感を持ったまま手術を受けるのはお勧めできません。
切ったから治るというものではないのですから・・・そこからまだまだ色々な事が起こってきます。
医師との信頼関係はなくてはならないものです。患者だけでなく家族にとってもです。
幸い画像貸し出しの許可がもらえているのですから、早急にみどりさん一人ででもセカンドオピニオンをとられたほうがいいと思います。
紹介状は書かないと言われましたとはっきりと告げればいいのです。
紹介状がないと多少お金がかかりますが、ぜひ早めに対処されたほうがいいと思います。
病院にお任せで あとで後悔しても遅いですからね!
そちらの病院の手術の実績とかも調べてみるといいかもしれませんよ。
頑張って!!
- 3 名前: みどり 投稿日:2005/03/04(金) 23:39
- aaa様、暖かいお返事をありがとうございます。
書き込みをして後、初めの数日は掲示板をチェックしていたのですが、
その後はネットの外での事態の急展開について行くのがやっとで、
フォローが出来ていませんでした。申し訳ありません。
結局、本人抜きで他の大学病院の膵臓専門医に画像資料と
血液検査資料を見せ、その日の内に転院させました。
現在の病院では、転院当日に三次元ダイナミックCTを撮影し、
撮影後、即日画像診断のカンファレンスが持たれ、動脈浸潤と
肝転移があり、手術不可能であると知らされました。
膵臓に異常所見があるといわれたのが去年の6月、それから毎月
1回通院して7ヶ月あまり、手術ができないまでに癌を育てただけ
だったのかと、呆然としました。自らの危機感の無さを、悔やんでも
悔やみきれません。
これからは、癌から目を背けず、しかし希望を捨てず、母をサポート
して行きたいと思います。
こちらのような掲示板の存在と、aaa様のように闘病介護に忙しい
中で、他者のために時間を割いて情報を分かち合って下さる方々の
お志に感謝いたします。