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癌掲示板..>転移性肝癌
- 1 名前: ちよ 投稿日:2004/07/15(木) 01:08
- 父が9年前に大腸癌の手術をし、毎年手術をした近くの総合病院で定期検査をしていたのですが
今年になって初めて異状が出ました。担当医から大学病院へ行くように進められ、そちらで詳しい検査をしたところ
大きいのが2つ小さいのが多数できているとのことでした。難しいところにできていて手術はできない。
治療は色々な方法がある。ベッドがいっぱいで他の病院を紹介することもある。他の先生の意見も聞いてみる。
とのことで具体的な治療方針が決まらず2週間後の予約となりました。
そこで抗がん剤の点滴による治療ならば近くでも出来ると聞いて、翌日近所の総合病院に行き治療のお願いをし、すぐに治療をはじめる事に
なりました。
ところがその日に大学病院から電話があり、手術をして大きいものをとると言ってきたのですが父は断わりました。
私からみると、どちらも頼りない病院と思えてしまいます。主人が癌と分かったのならガンセンターに行った方が良いのではといいます。
後悔しないために、今どうしたら良いのか分かりません。どなたかアドバイスを下さい。宜しくお願いします!
- 2 名前: 774 投稿日:2004/07/15(木) 12:24
- 大腸がんの肝転移に対する治療法は全身化学療法が基本です。
なお、他の部位の転移等がない場合は切除、動注門注化学療法などの
局所療法により局所のコントロールも可能です。
現在おかかりの施設では前者の治療を、また手術をすすめられた施設では
後者+全身化学療法での治療をお考えだと思います。
もちろんがんセンターのような先進施設では、上記治療に加え、効果が得られない
場合、更に臨床試験などの提案や、放射線科による全身のチェックなど診療や
治療法の選択肢は更に広がるものと思います。
- 3 名前: ちよ 投稿日:2004/07/15(木) 18:16
- 774さん丁寧なご説明有難うございます!まったくの素人なのでとても助かります。
今日父は近くの病院に入院し、また検査をしています。
大学病院でやったことと同じ検査をしているので、付き添いの母が
「なぜここで詳しい検査ができたのにやらないで大学病院をすすめたのか」と直接担当医に質問したところ
「大学病院でさえ何人もの先生が話し合って決めているのに私一人では分からない」との回答。なぜ9年も経って転移したのか分からないようです。
大腸癌がどこかに転移してそれが肝臓に転移したとの事。
そして担当医に母が「どうして大学病院では難しいところにあるので手術は出来ないと言っていたのに、今になって手術すると言ってきたのか?」
との質問に「それは実験だ」とのこと。そして担当医は父本人に「今から頭下げて大学病院で手術してもらう?」と言っていたそうです。
どう思われますか?
でも近くの総合病院ならすぐ治療を始められますが、大学病院だとすごく混んでいてベッドの空き待ち。
ましてやがんセンターなんてどのくらい混んでいるのでしょう。電話で問い合わせたのですが診察してからでないとと
教えてもらえませんでした。現在の担当医は進行が早いから治療を急いだ方がいいと言っています。
1年前の検査ではほんの少ししか数値が上がっていなかったのに、今年の検査ですごく上がっていたとの事。
多少治療が遅れても、がんセンターの診察を受けてみた方がよいでしょうか?
- 4 名前: ととろ 投稿日:2004/07/16(金) 21:58
- こんにちは。父が今年2月に大腸癌の手術を受け、S字結腸全摘出しました。
その際にリンパへの湿潤もなく肝臓もきれいで転移もなかったとのこと。
術後の経過もよく家族一同安心していました。ところが今月7月になって
腫瘍マーカーがあがっているとのこと。CTをとると肝臓に2月には見られなかった
影がたくさんみられるとのこと。来週肺や頭部のMRIなどの検査を行います。
リンパへとんでなくてもこんなに短期間で肝臓へと転移するものなのでしょうか。
また、手術ではなく全身化学療法でいくようです。肝臓の切除は
できないということなのでしょうか。
不安です。
- 5 名前: 774 投稿日:2004/07/17(土) 10:29
- がん転移にはリンパ行性転移のほか、血行性転移、腹膜播種などがあります。
大腸がんはリンパ節転移と同様血行性肝転移を引き起こしやすいがんです。
多発性肝転移や他に転移のある場合肝切除不可です。全身化学療法の選択と
なるのが一般的です。
- 6 名前: ととろ 投稿日:2004/07/26(月) 22:24
- お返事ありがとうございました。MRIなどの検査の結果今のところ多臓器
(肺・脳など)への転移はみられないとのこと。とはいってもいつなんどき
どうなるかはわかりません。まず入院して調子をみながら通院にきりかえ、
全身化学療法をすることにしました。副作用も心配ですが それよりも
まず効果があるのかどうか心配です。主治医には50%と言われました。
セカンドオピニオンは必要でしょうか。また、全身化学療法でも
病院間の格差はあるのでしょうか。
- 7 名前: 774 投稿日:2004/07/27(火) 12:47
- 標準的な化学療法であれば、それほど格差はありません。
5FU、LV、CPT11などのコンビネーションであれば妥当なものだと思います。
また、TS1、UFTなどとのコンビネーションなども検討可と思います。
なお、状況が状況ですので、あくまでも延命効果や緩和効果を期待した
治療となります。
- 8 名前: ととろ 投稿日:2004/07/29(木) 22:55
- 二週間に1回の点滴を開始することになりました。吐き気止めの
注射(ナゼア)のあと、点滴を4種類です。カンプト→ジェムザール
です。肝臓の癌は化学療法がとても効きにくいと聞いていますが、
これで肝臓の癌にも効果があるのでしょうか。5FUなど使っていない
ようなのですが。
- 9 名前: 774 投稿日:2004/07/30(金) 11:10
- カンプト=CPT11はOKです。他、5FU、LVなどははずせないところでしょう。
大腸がんに対するGEMは十分なEvidenceがありません。あと標準治療からは少し
はずれてきますが、大腸がんに対して保険適応外使用が可能であるなら、GEMより
カペシタビンでしょう。
更に、間もなく承認される可能性の高いオキサリプラチンや
こちらは臨床試験や医師による個人輸入による臨床試験的使用
の必要がありますが、セツキシマブ、アバスチンなどの検討といったところ
でしょうか。
- 10 名前: 通りすがり 投稿日:2004/09/24(金) 17:11
- 774先生におたずねします。
膵癌術後1年2ヶ月、順調にきておりましたが、この度肝臓に再発が認められました。
大きさは、約1センチ弱で1個だけです。今後の治療は、化学療法と平行してラジオ波治療が選択されましたが
現在の治療成績としては、ラジオ波治療は他の治療方法と比べて、どの位なのでしょうか。
- 11 名前: 774 投稿日:2004/09/24(金) 21:25
- 治療法の性格上PEI(経皮的エタノール注入療法)との比較ということ
になりますが、効果はほぼ同様でラジオ波のAdvantageとしてはより少ない
治療回数で、2.5cm以下の腫瘍であれば90%の焼却が可能といったところ
でしょうか。
他、手術での切除、TAE(肝動脈塞栓療法)などの治療法に関しても効果
的にはもはやほぼ同等のレベルといった現状と思いますが、それぞれの適応・
状況により選択されるものと理解しています。
ラジオ波自体が新しい治療法ですので、今後の比較検討試験の結果等を待ちたいと
思います。
- 12 名前: 通りすがり 投稿日:2004/10/08(金) 20:58
- 774先生、ありがとうございました。
ラジオ波治療は、無事終わりました。合併症らしきものは何もなくて
問題はなかったようです。CTによる確認結果はまだでていませんが
主治医によると、まず間違いなく残っていないだろうとこと。
ただ、本日の血液検査で、マーカー値がまだ上がっているとのこと
主治医は、ラジオ波後は下がると思っていたらしく、どこか他に
転移があるのではとの所見です。
2週間前の画像診断では、今回ラジオ波の対象となった病巣しか確認できなかったのですが
2週間で新たにどこか、病巣が発現してくるものなのでしょうか。
それとも、病巣として確認できないような場所に再発してしまっているとかんがえるべきなんでしょうか。
- 13 名前: 774 投稿日:2004/10/08(金) 22:06
- 腫瘍マーカーはあくまでもがんの進行状況の補助的指標です。
今後はGEMの全身投与によりマーカーの推移や、それと並行して
他の転移巣の可能性に対する検索を行っていかれるものと思いますが、
まずは今回のCT結果を待ちましょう。
- 14 名前: ここ 投稿日:2006/02/17(金) 00:24
- はじめまして。
49歳の夫が去年3月に胃癌で3分の2を切除。胃の底までガンが顔を
だしておらず、リンパ節の転移も何箇所かあったけれど目でみれる
ところはすべてとっていただき、検査の結果ステージ3のaと
言われていたのに最終的にはステージ2になりました。
予後の抗がん剤治療もしなくていい。とのコトで、家族一同
とても喜んでおりました。
3ヶ月に1度の健診を受け12月に腫瘍マーカーCEAが今まで平常値
だったのに急に10まであがり胃カメラ・大腸内視鏡・CT検査
と受けましたが特に異常が見つからず。
先日PET検査を受け、肝臓に転移がみられました。
胃の手術をしてからまだ1年もたっていません。
主治医からも肝臓に一番転移しやすいから、気をつけてみていく。と
言われていて毎回肝臓もきれい。と言っていたのに。
ステージ4だと言われました。
こんな事ってあるのでしょうか?
また肝臓に転移したガンは比較的とりやすい位置にはあるものの、
手術すると抗がん剤治療をするのに時間がかかってしまうし
とっても、残りの肝臓に必ず転移するので、いまから抗がん剤
治療をしたほうがいいと言われました。
ここの病院は信用できなくなり、成人病センターへ転院する
コトとなっています。
ふつうはこんなに早く転移する事はありえないのでしょうか?
やはり病院の誤診・医療ミスなのでしょうか?
3ヶ月の毎回の健診のCTでは肝臓に影は見られなった。
PETで初めて発見できた。と先生は言います。
またガンのある部位をきっても、また必ず残っている
肝臓に転移するのでしょうか?
是非教えてください。
- 15 名前: 通りがかりの一患者◆26PKCMob6A 投稿日:2006/02/17(金) 10:07
- ここ 様
まず、国立がんセンターHPの胃がんの解説をお読み下さい。
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010238.html
これによると、ステージⅡの5年生存率は76%とされていますので、
手術結果を踏まえても転移がなくステージⅡだと診察された方の
約2割の方は、実は手術時点ではわからなかった転移があり、再発
してしまったということです(データーが古いので多少数字は
変わるでしょうが)
また、肝臓に転移がある場合には、検査では見えない転移が数多く
あることが通常のため、検査で見つかっている転移を手術しても
意味がない(かえって、マイナスが大きい)と判断されることが
一般的です。(検査には限界があり、CT、超音波、PETでも
数mm以下のがんは検出できません。)
(国立がんセンターの解説にも「肝転移もたとえ手術の時点で
目に見える転移が少数個でも、多数の転移の芽はすでに生じて
おり、手術で切除してもすぐに他の部位で再発してくる場合が
多い」と書かれています。)
3ヶ月前のCTでわからなかったのかということは、当該CTの
画像なしでは誰も判断できません。
(わからなかったという説明自体は不自然には感じられませんが。)
なお、このような再発については、発見の時期が多少前後しても
後の治療などにはあまり関係しないようです。
- 16 名前: アニー 投稿日:2006/06/19(月) 23:32
- 18年前に乳癌で左乳房切除手術をし、以降14年間健常者同様の生活をしてましたが、4年前に再発が発覚し治療を継続中です。
一年前に骨へ転移し、そして4日前には肝臓に転移してると言われ本人は大ショック状態です。身体のアチコチが痛いのと倦怠感で思う様に身体を動かすことができません。
再発後はは自宅療養定期通院治療をしてましたが、最近はトイレは自力でできますが他の事は殆どできません。
昨日から経口モルヒネ投与され服用はじめました。
私には為す術もなく昨日主治医から今後の治療計画を聞かせてもらいました。
CT検査の肝臓輪切り画像20枚位のどの画像にも1~4個の直径数cmの暗い影が私にも確認できました。主治医は6分の4は癌になってると説明をうけました。
胸水も少し見られるとのことでした。
患部組織切除手術では無理とのことで、太股から肝臓へカテーテルなる物を通して肝臓に直接抗癌剤を注入する(化学療法)と言われ明後日の入院を予約しました。
国立がんセンターのホームページで肝細胞がんの項を見ますと、「化学療法は効果があまり期待できない」と記してありましたので主治医に質問しましたら、妻は肝臓原発癌でない転移なので今考えられるベストの方法は化学療法とのことでした。
主治医は最初の乳癌手術依頼担当いただいてる先生で、妻は信頼しきって居ます。
私は昨日から癌に関するサイトを必死に読み漁って居る現状です。
以上が妻の経過です。
何方か何らかの手がかりとか アドバイスいただけないでしょうか?
モルヒネ投与とか、手術不可であったらもう末期癌の手遅れなのでしょうか?
転院を考える時間のゆとりもなく急いで処置しないといけない段階になってる気もします。
- 17 名前: 千春 投稿日:2006/06/20(火) 01:42
- >>16 アニーさん。
その通りで肝臓がんではなく乳がんの肝臓転移ですから、
肝臓にがんがあってもその性質は乳がんです。
故に肝臓がんの治療法でなくあくまで乳がんとして治療は行なわれます。
乳がんが遠隔転移した場合は基本的に切除法は施行されません。
化学療法で全身に散ったがんを叩きます。
骨転移で痛みや麻痺が現れた場合は放射線療法が行なわれる場合もあります。
こちらの掲示板の乳癌Part4には専門の先生方がいらっしゃいます。
現在までの病気の経緯、奥様の年令・生理の有無、病理検査結果(特にHer-2たんぱくの過剰発現の有無、ホルモン受容体=ER.PgRの有無)、
現在までの治療薬剤名と期間などを出来るだけ詳しく時系列にまとめてあちらのスレで相談なさってみてはいかがですか?
情報が詳しければそれだけ、的確な回答を頂けると思います。
- 18 名前: 千春 投稿日:2006/06/20(火) 02:03
- 初発が18年前ですと病理検査結果の把握は難しいのでしょうか?
とにかく現時点でお持ちの情報は出来るだけ詳細に具体的に記載なさる事をお薦めします。
- 19 名前: 通りかがりの一患者◆26PKCMob6A 投稿日:2006/06/21(水) 17:24
- >>16
患者(しかも乳がんではない)なので、見当違いかもしれませんが。
10年間再発が認められていなければ、再発である可能性はかなり低く、再発というよりは別の新しいがんである可能性が強いのでは。
乳がんの再発という根拠はなんなのですか?
原発が(再発にしろ別のものであろうと)乳がんであるならば、治療法には影響はないと思いますが、万一、別のがんを「再発」とされていれば影響大です。
ちょっと気になりましたので脇から一言書かせていただきました。
追伸
なお、乳がんは、その性質(千春さんの投稿に書かれた病理検査の結果)が治療方法の選択に大きな影響を持ちます。
具体的な回答を待たれるならば、記載されておくことが必要だと思います。
- 20 名前: 千春 投稿日:2006/06/21(水) 19:23
- 通りがかりの一患者さん。
お元気ですか?おひさしぶり。
それが…乳がんだと10年、いえ20年近く経ってからの転移・再発もままあるのですよ。
そこが“クドいがん”と言われる所以でなかなか安心出来ず、患者・家族共に辛いところです。
勿論アニーさんの書き込みからでは分かりませんが、
主治医は病理の結果からも再発転移と診断されたのではと思います。
尚、アニーさんの書き込みについて一日考えたのですが、
アニーさんの知識不足は否めないものの(生意気言ってすみません。)、
患者さんが信頼なさっている主治医の先生の説明に(書き込みを拝見する限り)、
破綻したところは無いように思います。
乳がんに肝動注はあまり一般的ではありませんが、
それ以前の治療の結果や治療薬剤の記載も無いので特に素人の私が判断する事ではないですが、
肝動注も拠無い理由があるようにも感じます。
無闇に転院などを考えるより、乳がんについてと患者の病状・治療についての正確な情報把握が大切なのではないでしょうか。
不安と知識不足から来る周囲のフライングは、時に治療の足を引っ張る結果を招きかねません。
そして積極的治療と共に、痛みや倦怠感の緩和についても主治医との話し合いが大切です。
患者さんのために緩和についても重きを置いて頂きたいです。
- 21 名前: 千春 投稿日:2006/06/24(土) 19:55
- あと、最初からどうしても気に喰わないのが
6/13の投稿のそのまんまマルチのコピーと言うところです。
・http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=2000676&tid=ffd4bebe0dcbeubva4gbcjbdqbdpmha4ja4a4a1a6a1a6a1a6&sid=2000676&mid=1536
13日現在では真実の投稿でもそれから1週間後もそのままの内容では、
虚偽になりますよね・・・。
- 22 名前: こてつ 投稿日:2006/12/23(土) 01:13
- 胆道癌で肝臓に転移があるため、手術不可能とのことで、治験薬での点滴治療を始めました。効果に期待しつつ、副作用が心配です。今は信じられない気持ちで、治るなら何でもすがりたい一心です。
ネットいろいろ調べようとしても、具体的な体験談が見つかりません。希望の光として、うまく治療効果があらわれたというお話など教えてください。
- 23 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2006/12/23(土) 16:59
- 「肝臓」「転移」「克服」などのキーワードで検索してみてはいかがでしょうか。