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癌掲示板..>肝臓癌の抗癌剤

1 名前: 太郎 投稿日:2004/03/13(土) 15:42
初めまして。医療に関して全く無知で失礼します。
急に父に肝臓癌が発見され、門脈閉塞もあり手術不可能と診断されました。
2NDオピニオンでも同じ診断を受けました。

先月2回の抗癌剤投与(パラプラチン α)を受けましたが、肝機能と血液に副作用の数値が出て
2週間経過後やっと体調が戻りつつありますが、体重が減少し
腫瘍マーカーからはほとんど効果が無い状態です。

今回リザーバーを留置し、別の薬(シスプラチン)に替えてみる先生のご意見です。
先生は専門医ですので十分信頼はしていますが、

保険外の、サリドマイド・アバスチン・レチノイド等(副作用が少ない?)
また抗癌剤タキサン TS-1,ジェムザール・イリノテカンなど
肝臓癌に効果があるのでしょうか?

ご存知のかた何卒宜しくお願いいたします。


2 名前: 774 投稿日:2004/03/13(土) 17:13
他のTAE,PEI,ラジオ波など有効な局所治療法の適応がなく、動注
療法に頼られているのであれば、一般的にはCDDP,5-FU、LV
などが使用されます。また、ウイルス性肝炎がベースの場合、
5-FU+IFN併用療法なども期待可能と思います。
他、原発性肝がんに対する有効な薬剤は少ないのが現状ですが、
その中でMMC,DHAD,ADR,EPIなどが臨床試験中です。
なお、イソトレチノインについては、喉頭がんの予防効果について
臨床評価中ですが、肝がんに対する効果に関しては現時点では
コメントできません。

3 名前: ちゃしば 投稿日:2004/03/13(土) 17:45
肝臓の専門医の先生であれば、門脈腫瘍塞栓症例での放射線治療の適応の可否に関してご判断されていると思いますが、症例によっては適応となる場合があります。これは従来から戦略の一つとなっていると認識していますが。

4 名前: 太郎 投稿日:2004/03/13(土) 19:13
774様、ちゃしば様、誠にありがとうございます。

父の場合、動注療法しか治療法が無いということです。
B型ウィルスからの癌ですが、主治医先生はご自身の経験から
5-FU+IFN併用療法は疑問、という考えをお持ちのようです。
放射線療法は話しになったことがありません。

1ヶ月前にこのままでは余命3ヶ月程度との宣告を受けましたが、
本人も万に一つの可能性を期待しているので、
リザーバーまでは頑張ってやりました。
しかし、体重も減少し(副作用か進行?マーカーも上昇)
薬により逆に寿命を短くするのではないかとも思います。
(薬を入れると副作用で黄疸の数値他が悪くなる)

素人考えで全く調子がいい話ですが、何回も試せないので、
一番可能性がありそうな薬、
保健外でも副作用が少ない薬を優先的にやりたいのが本音です。

アドバイス頂いた薬、放射線療法、
(私にはよく分かりませんができる範囲内で調べてから)
今後また主治医先生に相談してみます。

無知なためいろいろな言葉に失礼があると思いますが、
誠にありがとうございます。



5 名前: ちゃしば 投稿日:2004/03/13(土) 19:24
太郎さん。放射線治療は限られた症例での適応となります。肝臓自体の予備能力の程度にもよりますし、占拠範囲も関係します。肝臓癌に関しては従来から確立した治療法もたくさんありますから、まず、そちらが検討されるべきだとは思っています(私見ですが)。ですが、従来の手法では手が出ない場所や状態の場合、治療のオプションとして検討されてもいいのではないかと思います。当院の症例ですが、治療例がありますのでご参考までに・・。
http://www.geocities.jp/nekoone2000v/pages/HCC.html
ちなみに、放射線治療の手法は様々あります。私の提唱している手法だからという結果ではありませんので、念のため。