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癌掲示板..>「補助化学療法」からの転院は不可?

1 名前: ななけん 投稿日:2006/02/09(木) 22:42
地元の病院で胃を切りました。再発のことも考えて、とりあえず食事が普通になったら今の病院を退院して、その後の抗がん剤治療は腫瘍内科医がいるような病院で、と考えていました。
しかし、知り合いから「医者の常識では、他人が切ったものの責任は持たない」。つまり、補助化学療法は切ったところでしか、実際は受けられない。(補助化学療法から受ける病院はない)とききました。
具体的な転院先はがん研有明病院を候補の1つとして、まだおぼろげで絞ってはいなかったのですが・・。
”医者の常識”ってそうなんですか?
医療関係者の方、教えてください。

2 名前: 774 投稿日:2006/02/10(金) 12:52
癌研、がんセンター、都立駒込といずれも胃癌の早期診断~内視鏡治療、
局所進行がんに対する根治手術、再建法の工夫、術中所見・術後病理組織
所見に基いた術後補助化学療法の臨床試験、切除不能・進行再発がんに対する
集学的治療、臨床試験などに積極的な国内を代表する医療機関です。
治療には診断~切除、術中所見、切除組織検索に基く術後療法のメニュー
や臨床試験の検討など、それぞれの医療機関の基準や治療方針に従って
一環した治療が提供されることになります。
更に、切除不能例や進行・再発例に対する集学的治療や臨床試験の検討
などの選択も可能となります。
術後補助療法は臨床試験として行われますので、術中所見、切除組織検索
に基く厳密な適応や症例の選択などを可及的に一環して行う必要があります。
上記医療機関に限りませんが、補助療法に関しては可及的に初期治療から医療の
連続性を保った診療が重要です。
なお、切除不能・進行・転移・再発例に対する全身化学療法臨床試験などの場合は
少し対応が異なってくるものと思いますが。

3 名前: <>医療関係者 投稿日:2006/02/18(土) 01:51
家の父親は虫垂原発の癌から腹膜播種と診断されて、聖路
加病院に通院していましたが、事情があって転院し、今は
都立駒込病院に通院しております。ただ、"ななけん"さん
のお知り合いの方がおっしゃるように、父の場合も、(自宅
から近いと言う理由から)癌研、順天堂大学付属病院、都立
墨東病院に治療をお願いして回りましたが、どこも受け入れ
を拒否されました。最終的に墨東病院の医師が駒込病院の医
師に紹介状を書いてくれましたので、そこで治療をお願いし
た所、やはり最初は、ケンモホロロの対応で受け入れを拒否
されたようです。でも、父も後がないので、"このまま治療
を受けないで死ぬのを待ちます"と、30分くらい交渉を続け
たところ、担当医の方もさすがに同情されたようで、治療を
してもらえることになりました。
 "ななけん"さんも転院なさるなら、きっとご苦労をなさる
と思いますが、不可能ということはないので、あきらめずに
粘って交渉なさって下さい。やはり、自分の納得の行く病院、
方法で治療されるのが一番だと思います。


4 名前: ななけん 投稿日:2006/02/19(日) 21:43
無事、癌の専門病院に転院できることとなりました。
医者の知り合いもなく、ただ、「よりよい医療をもとめて」の純粋でまっとうで必死なおもいで
たくさん動きました。
みなさんと同じように、「夫を死なせてなるものか!」ぐらいの必死な勢いです。
結果はよかったのですが、患者にとっては常識的なこととおもうことに、なぜこんなに苦労をするのか、「医療業界」というものに大いなる疑問は残りました。
情報を提供してくださった方、ありがとうございました。
これで、安心して前を向いて現実と向き合っていけます。

5 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2006/04/08(土) 18:35
紹介状、病理標本、病理データ、腫瘍マーカーの経過、投薬レジメン、生化学検査データを転院前の医師に用意してもらう方が転院がスムーズにいきますし、患者さんの不利益も少ないです。