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癌掲示板..>下・咽頭癌、びらん直らず

1 名前: KIM 投稿日:2001/11/30(金) 00:22
はじめまして。藁をも掴む想いで書込みしました。
(おそらく、殆どの皆さんがそうでしょうが...)

母は今年で48になりますが、もともと10年程前より膠原病と診断され、そ
のため免疫抑制剤(ステロイド)を投与しておりました。その後、カルシ
ウムが失われる等の副作用により、骨頭壊死を起こし、両足ともに手術を
施し、現在は両足ともに人工骨を入れている状態です。
しかし、日常生活には差し障りのないレベルにまでは回復していました。
この病気、免疫抑制剤を使っているせいもありまして元々非常に癌にかか
りやすい病気であり、細心の注意を払っていた筈にも拘わらず、同病院に
おいて、それもかなり手遅れの状態で、「下・咽頭癌」と診断されました。

気道と食道の分岐のその裏側、という微妙な部位でかなり手術は難しく、
2ヶ月ほど前に放射線治療(限界放射)を施しましたが、その後、その部
位の組織損傷が激しく、ただれたままびらん状態で治癒がかないません。
おそらく、自然治癒がままならないのは免疫抑制剤の影響もあるのかと
推測されますが、それにしては直りが遅いということで、医師からも、癌
細胞の点在が示唆されています。

しかし、その後の組織病理検索においても癌細胞は発見されなかったこと
もあって、医師から得られるのは玉虫色の回答ばかり、はっきりした答えは
得られません。
組織のただれは動脈に近く、大出血、気道の閉塞も危惧され、本日、気道
確保のためチューブを入れる手術が施されました。部位がかなり痛んで、
腫れ上がって気道を塞ぎ呼吸困難に陥ることを防ぐためです。何か単なる
延命処置にしか見えないし、実際そうなのかも知れませんが…。
私自身も、残存あるいは転移を若干疑っております。

転移、残存がはっきりしていないにもかかわらず、医師からは「打つ手な
し」と最後通告にも近い勧告を、つい先日受けてしまったわけです。
放射線によって組織破壊が進んでいる部分において、手術すらできない、
また治癒手段が無いと勧告されてしまったわけです。
癌であるかどうかすらはっきりせず、「処置なし」とは何とも歯がゆい、
納得いかないものではありますが…。

ここで、
皆さんにお伺いしたいのは、丸山ワクチンの入手方法です。まだ癌細胞が
残存していると断言できない状況ですが、効果に関わらず何でも試してみ
たいというのが正直な状況です。
どの程度の効能があるのかは少々調べましたしまた、過度の期待を持って
使うものでもありません。

むろん、担当医とは現状の投薬状況と併せて問題が無いかどうかは検討す
るつもりです。どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら宜しくお願い致
します。

また、現状の症状について、何か予測あるいは危惧される事について、コ
メント頂けましたら幸いです。

2 名前: 小塚知恵 投稿日:2002/02/23(土) 00:23
メール拝見しました。私は、まだ修業中の看護婦です。
母方の祖母も最近咽頭癌とわかり身内中愕然としております。
祖母も手術してまで長生きしたくないと拒否をしています。
メールの内容から程度はわかりかねますが、祖母は動脈注入療法を
してもらおうかと思います。病状は現在どのような状態でしょうか?
辛いものどおし、力を出し合いませんか?

3 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/24(日) 00:03
古いスレッドですので、1のKIMさんからお返事があれば良いのですが。

国立がんセンター 上咽頭がん
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010241.html
国立がんセンター 中咽頭がん
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010260.html
国立がんセンター 下咽頭がん
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010261.html

上咽頭ガンの方のHP
ピノコの部屋
http://page.freett.com/pino55/
希望を持って
http://www5b.biglobe.ne.jp/~noma_t/index.html

4 名前: 強度変調放射線治療 投稿日:2002/06/23(日) 04:13
がんだけを狙い撃ち「強度変調放射線治療」
◆副作用少なく 治療効果向上が期待
 風邪でもないのに、会社員のAさん(58)は、なかなか鼻詰まりが治らなかった。
千葉県がんセンターで検査した結果、鼻からのどに通じる部位に、
直径約4センチの「上咽頭(いんとう)がん」が見つかった。
 脳に栄養を送る血管や神経が集中している場所で、手術は困難。
放射線をかけることになった。
 しかし、従来の照射法は、首から上に広く放射線をかけるため、
口の中全体がただれる口内炎などの副作用が出る。
 そこで、病巣だけに放射線を集中させる新しい「強度変調放射線治療」(IMRT)を受けた。
口内炎などの副作用はほとんどなく、がんも消失した。
 放射線は、手術、抗がん剤と並ぶ、がん治療法。照射法は進歩しているが、
それでも正常な細胞までたたくため、様々な副作用が起きる。
 例えば、鼻の奥にできる鼻腔(びくう)がんの場合、放射線が眼球や視神経にかかると、失明の恐れがある。
 Aさんのような咽頭がんでは、だ液を分泌する「だ液腺」が照射され、
だ液が出なくなる人も多い。口の中がいつもカラカラに渇いて食事や会話にも差し障り、つらい後遺症だ。
 そこで登場したのが、Aさんが受けた手法だ。
 放射線の照射口には、120枚の厚い鉛の板(マルチリーフコリメーター)が取り付けられている。
鉛は放射線を遮断する効果があり、この板をコンピューター制御で自在に動かすことにより、照射範囲や強さを調節する。

 ここから「強度変調放射線治療」の名がある。
 照射の範囲や強さは、がんの形や大きさ、放射線を当ててはいけない周囲の臓器との位置関係から、
コンピューターが算出する。CT、MRIなど画像診断と電算技術の進歩が可能にした。
 治療器を回転させ、様々な方向から照射。周囲の臓器を避け、がんの形に合わせて、
ひょうたん形や3日月形にも照射できる。従来は四角か楕円(だえん)形にしか照射できなかったのに比べ、格段に精密だ。
 この手法は、1994年にアメリカで開発され、日本では1年ほど前からスタート。
千葉県がんセンターのほか、札幌医大、東北大、京都大、近畿大、天理よろづ相談所病院(奈良県)などで使用されている。
 対象のがんは、首から上にできる頭頸(とうけい)部がんや脳腫瘍(しゅよう)、前立腺がん。
 アメリカの報告では、前立腺がんの場合、従来の放射線治療では、
すぐ近くにある直腸や膀胱(ぼうこう)からの出血などの副作用が10%程度あったが、この方法では2%に激減した。
 国内でも、これまで手術が中心だった前立腺がんに、積極的に放射線治療を行うようになってきた。
 まだ長期的な治療成績は出ていないが、同センター放射線治療部長の幡野和男さんは「放射線の副作用を減らし、
しかも治療効果を上げることが期待できる」と話す。
◆「医学物理士」育成が必要
 この方法を行うには、照射量の計算などを行う「医学物理士」が欠かせない。
日本医学放射線学会が認定する専門職種だが、日本の病院にはほとんどおらず、人材の育成が必要だ。(田中 秀一)
2002年5月28日 東京読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne252808.htm